台湾コーラとも呼ばれる「ヘイソンサースー(黒松沙士)」は、台湾でポピュラーな炭酸飲料です。
でも今まで飲んだコーラとは味がぜんぜん違っていて、台湾留学時代に初めて飲んで頭に思い浮かんだのは、サロンパス。すごい衝撃でした(笑)
そんな懐かしのドリンクを発見したので、思わず購入! コカ・コーラと飲み比べて、違いを検証してみようと思いますっ。
【ヘイソンサースーって?】
ヘイソンサースーとは台湾の黒松という会社が1950年に発売した炭酸飲料で、台湾を代表するロングセラー商品。
先日、台北・松山空港の自動販売機にもヘイソンサースーが売っているし、描かれていました! 台湾ではお馴染みのコーラなんですね。
私が購入したときは1本162円(税込)。缶に書かれている説明によると、サルサパリラの根から抽出した香料が使用されているとのこと。調べてみたら、甘い香りのするハーブのようなもので、昔は薬として使われていたこともあるんだとか。
とにかく、コカ・コーラと成分を比較してみましょう。
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ヘイソンサースーの原材料は、砂糖、カラメルシロップ、炭酸、香料、酸味料です。100mlあたりのエネルギーは42kcal。
いっぽう、コカ・コーラの原材料は、糖類、炭酸、カラメル色素、酸味料、香料、カフェインです。100mlあたりのエネルギーは45kcal。
ヘイソンサースーは、カフェインが入っていないだけであとはほぼほぼ変わらなそう?
しかし明確に目で見える違いが! 2種類のコーラをグラスに注いでみると……
コカ・コーラが黒いのに対して、ヘイソンサースーは紅茶のようなブラウン! 色がぜんぜん違うのね〜〜〜。
【味の違いは?】
さっそく飲んでみましょうっ。
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コカ・コーラは、シュワっと炭酸が心地よい慣れ親しんだ味。みなさんの想像するコーラの味で間違いないとおもいます。
そしてヘイソンサースー。グラスに顔を近づけた瞬間、やっぱりサロンパスのようなにおいがふわっと香りました。
ひとくち飲むと、シュワっと炭酸がきいていてほどよい甘さが心地よいものの、なんだか薬草のような味がします。
思い出すのは、以前に沖縄旅行で利用したファストフード店「A&W」のルートビア。独特な味でそっくりなんです……!
調べてみたら、A&Wのルートビアにもサルサパリラが入っているんですって。もしかしたら、沖縄の方にとってこのヘイソンサースーは馴染みのある味わいかもしれませんね。
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ちなみに、今回この飲み比べに付き合ってくれた友人の第一声がこちら。
「うわっ、においがサロンパスだ! でもルートビアより飲みやすいかも?」
たしかにルートビアと比べたらヘイソンサースーのほうがサロンパスっぽさが控えめかも。独特な味わいの台湾コーラこと、ヘイソンサースー。気になったらぜひ探してみて♪
参考リンク:黒松(台湾)、A&W、Amazon、楽天市場
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch