小学校、中学校を通して、友達がほぼゼロ。親としては友達がいないというのも可哀想なところがあるのですが、本人は人とあまり関わりたくないので気にしていないようです。
しかし数日後。帰宅したユウキは暗い面持ち。いつもならリビングでお菓子を食べたり、私と一緒にテレビを見たりするのに、無言のまま自分の部屋へ行ってしまいました。
聞けば、班決めで誰もユウキと一緒になりたがらず、5人班が3つでき、ユウキだけひとりぼっちになってしまったそうです。
「待って。誰かを仲間外れにしたり傷つけたりする班決めはしないって、最初に約束したよね? ここまでこじれてしまったんなら仕方ない。先生が出席番号順で班を決め直します」有無を言わせない先生の言葉に、教室は騒然となったようです。
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自由に班を決められなくなったイライラが、ユウキに向けられることに……。
ユウキは淡々と話してくれましたが、瞳の奥は悲しそうでした。
しかしクラスの子たちも、ずっと楽しみにしていた修学旅行なのですから、仲のいい友達と同じ班になりたかったでしょう。その気持ちもよくわかります。
でも、つまはじきにされてどこにも入れてもらえなかったユウキ……いくら「人と関わることに興味がない」といっても、ツラかったはずです。
そのときのユウキの気持ちを想像すると、悲しくて思わず息が詰まりそうになるのでした。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・編集部 作画・春野さくら 編集・塚田萌