サウサンプトンに移籍した日本代表DF菅原由勢が19日、新天地で鮮烈な実戦デビューを飾った。
イングランドのナショナルリーグ(5部)に所属するイーストリーとのプレシーズンマッチに臨んだサウサンプトンは、3点を奪って迎えたハーフタイムにメンバーを大幅に変更。ベンチスタートだった菅原は後半開始から出場すると、2得点に絡む活躍を見せる。
まずは71分、ボックス右のスペースでボールを受け、ゴール前にセンタリングを供給。これは相手GKに弾かれたが、こぼれ球を拾ったDFライアン・マニングがゴールネットを揺らし、チームの5得点目を演出。すると78分にはゴール正面やや右、約23メートルの距離から右足を一閃。グラウンダーのシュートがゴール左隅に決まり、実戦デビューとなった一戦で移籍後初ゴールも記録した。
試合後、菅原は「ピッチ上で自分のクオリティをチームメイトに証明する必要があった。ピッチ上で自分の強みを活かし、チャンスを作ったり、得点を奪わなければならない」と語り、自身の能力をアピールする立場にあることを強調。その上で、「得点できたことは嬉しいけど、まだまだだね。やるべきことはたくさんあるし、満足はしていない。ただ、思っていたよりは良かったし、ディフェンスの背後を突くこともできた。調子は悪くないけど、もっと良くなるよ」と述べ、さらなる活躍を誓った。