ここではAll Aboutが募集している「資産運用の成功体験エピソード」から、ほかの方が資産運用にどのように取り組まれているのかを紹介。
他者の資産運用エピソードを通して、ご自身の運用方針を決めたり顧みるきっかけになると幸いです。
52歳・資産1億1500万円男性の資産運用のきっかけと取り組み方
今回は愛知県に住む52歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。家族構成
妻と子1人の3人家族金融資産
世帯年収:本人750万円、配偶者なし世帯金融資産:現預金1500万円、リスク資産1億円
リスク資産の内訳
(※原文ママ)NISA:330万円
日本株:1400万円
外貨積み立て:7600万円
為替取引:2600万円
借地収入:100万円
約20年ほど前、友人の影響で投資を始めたという今回の投稿者。
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「実家の固定資産税は借地収入と父や私の給与から支払っていましたが、父が年を取り働けなくなった時に払いきれなくなる事が大きな懸念でした」。そこで「父と相談しアパートを建て賃貸収入を得る事から始めました」と不動産投資からまず着手したことを説明されます。
52歳・資産1億1500万円男性の具体的な資産運用の実践方法は?
ではその後どのように運用をしていったのでしょうか。アパート経営については「長く続けるつもりでしたが、築年数も20年を超え、周囲に新しい賃貸アパートが増えてきた為に価値があるうちに売却しました。将来的に得られる賃貸収入と修繕等維持管理を比較した結果です」と言います。
その後の動きを抜粋します。
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・日本株を買い進めるうちに日本の経済力の後退を意識するようになり、リスクヘッジとして外国の投資信託や外貨を購入し始める
・手数料を考慮し、積立は銀行口座ではなく為替取引の口座で行う
また為替取引については「為替が大きく変動した時のみトレードしています。また余裕資金で為替の自動売買を行っています。自分の技量では裁量トレードには限界があり、機会損失無くトレードする為です」と自身のスキルを過信せずに投資をしていったのもうまくいった要因だとも。
その結果「9000万円は増やせました。今は給与よりも(配当や金利等で得られる)収入があります」
52歳・資産1億1500万円男性が考える投資のルールとは?
「リスクのある決断でしたが、アパート経営を始めて良かったと思います」と語る投稿者。「安定した収入が得られたので投資を含めた資金管理がしやすかったです。またアパートの売却も時期と売却価格の見極めは上手く行ったと思います」とのこと。
その結果、「資産運用で金銭的には余裕が生まれ、税金の支払いや生活費等の不安はだいぶ解消されました。残業も減らし、仕事もセーブ出来るようになりました。また、資産を増やすだけではなくお金の使い方も意識するようになりました。自分が普段使っている物やサービスを提供している企業、好きなものを応援しようと思っています。上手い例えではないのですが、贔屓の野球チームがあったとして、そのチームの親企業の株を購入したり、商品を買ったり試合を観に行って球場でグッズを買うのです。結果チームの利益に還元され、そのチームが強くなる、株価も上がる、という循環が生まれれば良いなと思っています。お金を貯める事も大事ですが、ある程度生活を楽しむ為に使って、使うならプラスになる方向で使わなきゃと思っています」と考えるようになった様子。
一方で、「私の場合アパート経営から始めましたが失敗したら大きな負債を抱える事になってしまったので、それは決断としては無理をしてしまったと言えると思います」とリスクについても言及。
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最後に「資産を増やす為の運用とは少なからずリスクを伴うと思います。金額の大小では無く、今でも株を買う時は損失を恐れ決断には悩みます。それでも、決断すべき時はしないといけないと思います。そんな決断も投資も例え失っても生活が傾かない金額ですべきです。昔はトレードを頻繁にしていましたが、ある程度資産を増やせた今は短期的な利益よりも積み立てをして得られる配当や金利の方が堅実であると考えています。ちなみに自分を20年前投資の世界に誘ってくれた友人は、自分の給与だけで始めた個別株の取引で資産は1億を超えました。地道に続けた結果です」と述べられていました。
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(文:あるじゃん 編集部)