ママスタ
子どもが自立をする年齢になってくると、彼氏彼女の存在が気になるものかもしれません。さらにその先の結婚のことを考えると、気がかりなことも多くなるのではないでしょうか。ママスタコミュニティのあるママからこんな相談がありました。
『娘も彼氏も23歳。彼に話しかけても娘が代わりに答える。夕ご飯のお誘いをしたら彼氏が娘に何かごにょごにょ言って、娘が外で食べるからいいと断ってきた。そして相手には奨学金があり、実家が持ち家でない。本当に結婚してほしくない。旦那は今どきの若者だなって言うくらい。本人同士がいいなら仕方ない？』
娘さんの彼氏は学生時代に奨学金を利用していたため、卒業してからは返済をしているそうです。奨学金の額によっても違ってきますが、もし結婚をしたら奨学金の返済が家計に重くのしかかってくるケースも少なくないでしょう。娘が大変な思いをするのではないかとお金の面でも不安を感じている投稿さんですが、他のママたちからも共感の声がありました。
同じ立場なら、私も反対する！
『すごくわかるわ、うちも娘がいるから。基本親は口出しできないけれど見過ごすことができない部分もあるよね』
『無理だしチクチク反対する。もし結婚したら大切な娘が苦労しそうな相手だもの』
付き合ったり結婚したりするのは基本的には本人同士の意思になるとはいえ、親の本音としては反対したくなる部分もありますね。食事に誘っても自分ではっきりと断ることができない様子など、なんだか頼りなく見えてしまうのも無理はないでしょう。たとえば結婚して相手の親から何か言われても、その彼は自分の意見を言えずに投稿者さんの娘さんが辛い思いをするかもしれません。そんな場面も想像してしまうのではないでしょうか。
また投稿者さんは、娘さんの彼氏の奨学金についても気になっています。
奨学金の返済で苦労するかもしれない
『奨学金かぁ。そこが引っかかる。親もあまりお金がないのかもね。稼げる人になっているならいいけれどね』
奨学金の返済は利用した金額によっては長期に渡るケースも少なくないですから、結婚した後も返済が続く可能性があります。そうなると娘さんにも負担がかかるかも。また相手の親の資産も気になるのが本音でしょう。老後のお金がないと子どもを頼ることもあるでしょうから、結婚した娘さんがお金で苦労する恐れもあります。
『実はうちの旦那も奨学金の返済があったから、私の貯金を使い、足りない分は2人で返した。自分の親にはその話をしたけれど、旦那の親は旦那が1人で返したと思っているはず。そして義親にはいまだに事あるごとに援助している。だから娘には同じ目にあってほしくない』
なんと投稿者さん自身、旦那さんの奨学金で大変な思いをしたそうです。投稿者さんの貯金を使い、家計からもお金を出して返済したそうですから、当時はお金で苦労したのかもしれません。また義両親に関しても今でも援助することがあるそう。投稿者さんからすれば、計画的に資産を作ってこなかったのは義両親なのに、なぜ自分たちが支援しなければならないのだろうという理不尽な思いもあるのではないでしょうか。今後娘もこうした思いをすることになるかもしれない。そう考えると、彼との結婚を反対したくなってしまうのもわかりますね。
親の奨学金返済の経験は子どもにも話した方がよいのでは？
『投稿者さんの苦労を話しておいた方が、娘さんがあちらのお家を見るときに何かヒントになるかもよ』
娘さんには投稿者さんの経験を話しておいた方がよいかもしれません。相手のことが好きなときには周囲の意見に耳を貸さない可能性もありますが、話を聞いたことで何か感じることもあるのではないでしょうか。投稿者さんの経験談が恋愛や結婚に対して冷静に考えるきっかけになる可能性もあります。
もう少し様子を見てからでもよさそう
『まだ彼氏というだけでしょ？ 結婚話がないなら放置でいいよ。娘さんもまだ若い。友達が結婚したり、社会人として周りが見えるようになったりしたら考え方も変わるかも。そうすると損得勘定もできるようになるのじゃない？』
『こればかりは時代だよね。今の時代の子たちと私世代とではあまりにも違うもん。本人に任せるのみ』
娘さんの彼氏の印象があまりよくなく、お金の面でも不安があるとなれば、親として不安を感じるのも無理はないでしょう。でも今の時点では恋人の関係ですから、親が結婚を意識するのは時期尚早なのかもしれません。もちろん気になってしまうのは仕方ないことでしょうが、もう少し様子を見てもよさそうですね。今の段階で親が何かを言っても反発されるだけになる恐れもあります。
また娘さんも社会人として働くなかで、相手の態度やお金の面を考えるきっかけもあることでしょう。さまざまな経験を通して自分で判断していくことが大切になってきそうですね。親が結婚した時代と今とは恋愛や結婚の価値観も変わっているでしょうし、娘さん本人の意思もあります。相手のお金遣いが荒い、暴力をふるうなど、親として見過ごすことができない場合などを除き、もう少し2人を見守ってもよいのかもしれませんね。
文・こもも 編集・有村実歩 イラスト・加藤みちか
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