皆さんは、新幹線にコンセントがないため、スマートフォンやPCの充電ができずに困ったことはないだろうか。そんな悩みを、西日本旅客鉄道(JR西日本)が解決する。
JR西日本は7月24日、山陽新幹線の「こだま」として運用していた「500系」車両の営業運転を2027年で終了すると発表した。JR西日本広報によると、この500系にはコンセントがなく、移動中に電源を確保するにはモバイルバッテリーを持ち込むしかなかった。
この500系に代わり追加投入されるN700S系は、全座席にコンセントを完備しており、「一部の座席でしか電源を確保できない……」という心配もない。つまり、モバイルバッテリーを持ち込まずに、車内のコンセント差し込み口にACアダプタとケーブルを接続してスマートフォンやPCを充電できる。
JR西日本は、安全性・快適性の向上の取り組みとして、東海道・山陽新幹線にN700S系を追加する。500系の営業運転終了理由には老朽化が挙げられている。N700S系の追加投入に伴い、これまで「のぞみ」として運用していたN700系16両編成を8両編成化する改造工事を計10編成で実施する。これにより、2027年をめどに500系の営業運転は終了となる。
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なお、N700S系の全車両にコンセントが付いているかどうかは、JR西日本が公開している「車両編成(N700S)」というページにて確認できる。
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