OPPOが、同社のフラグシップスマートフォン「Find」シリーズを、2024年内に日本に投入する計画を進めていることが分かった。
7月20日にIIJ(インターネットイニシアティブ)が開催したイベント「IIJmio meeting35」にて、IIJと端末メーカーのパネルディスカッションにて、オウガ・ジャパン プロダクト部の丹下氏が明かした。
パネルディスカッションには、オウガ・ジャパン丹下氏の他、Xiaomi Japan プロダクトプランニング本部の安達氏、モトローラ・モビリティ・ジャパン テクニカルサポートグループの見潮氏が参加。IIJ MVNO事業部の永野氏と、IIJ広報部の堂前氏が質問をする形で進行していた。
後半、「AIに対してどうアプローチするのか?」というテーマで3社が答えた後、永野氏が「モトローラさんだけ唯一『moto ai』という名称が付いているが、他の2社さんがどういうAIにしていくのかは、今後の発展の中で決まっていくのか?」と質問。すると丹下氏が「1つ言えるところとして、日本に今回、久しぶりにFindを持ってこようと思っている。年内中に持ってくるために、そういうところ(AI関連)でも動いている」とコメント。
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まさかのサプライズ情報に、隣にいたXiaomi Japanの安達氏は驚きの表情と笑顔を見せる。永野氏もこの答えは想定外だったようで、思わず「ありがとうございます」「ビックリしました」とコメント。その後、「ビックリしましたけど、『Findを持ってこれないんですか?』と言い続けたのは僕です」と続けて会場を沸かせた。永野氏は、IIJの端末事業「IIJmioサプライサービス」で端末の調達を担当しており、OPPO側にもハイエンドスマホを日本でも出してほしいと要望を投げ続けていたようだ。
OPPOのFindシリーズは、2021年に発売した「OPPO Find X3 Pro」以降、日本では発売されていない。Findシリーズは、最先端のカメラを搭載したフラグシップスマートフォン。中国では「OPPO Find X7 Ultra」が2024年に発売され、Snapdragon 8 Gen 3、メモリ+ストレージは最大で16GB+256GB構成、広角+超広角+2つの望遠レンズを含む4眼カメラなど、フラグシップとして十分なスペックを備えている。カメラはハッセルブラッドが監修しているのも特徴だ。
また、Findシリーズでは折りたたみ式の「Find N」「Find N Flip」も展開しており、海外では2023年10月に「OPPO Find N3」「OPPO Find N3 Flip」を発表した。「2024年内」という発売時期を考えれば、これらのモデルが日本に投入される可能性は低そうだが、その後継機が登場する可能性はあるか。
OPPOは2022年以降、日本で展開するスマートフォンはミッドレンジの「Reno」シリーズとエントリーの「A」シリーズにとどまっており、ハイエンドスマートフォンは投入していなかった。オウガ・ジャパンは、日本でのラインアップを再び強化することを2023年9月の発表会で宣言したものの、2024年も今のところ「OPPO Reno11 A」を発売したのみで、ハイエンドスマホの足音は聞こえていなかった。あの宣言から約1年後、ようやくラインアップの形が見えてくることになりそうだ。
丹下氏は「Find」としか述べておらず、Findのどのモデルが日本で投入されるのかは分からないが、期待したい。
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