アニメ『響け!ユーフォニアム』と京阪ホールディングス、京阪電気鉄道によるコラボレーション企画「京阪電車×響け!ユーフォニアム2024」が、2024年8月1日から実施される。今回で8年目となるもので、「卒業」をテーマにしたメインビジュアルが描き下ろされた。
『響け!ユーフォニアム』は、武田綾乃による小説を原作に京都アニメーションが手掛けるアニメシリーズだ。ユーフォニアム奏者の黄前久美子を主人公に、吹奏楽にかける高校生たちの青春を描く。
2024年4月より放送されたTVアニメ第3期『響け!ユーフォニアム3』では、部長に就任した久美子が悲願の全国大会金賞に向け、高校生活最後の部活動を駆け抜けた。TVシリーズ3本、特別編を含む劇場版5本が公開されており、2025年には放送から10周年を迎える。
このたびの「京阪電車×響け!ユーフォニアム2024」は、そんな本作と京阪ホールディングス、京阪電気鉄道によるコラボレーション企画として8年目となるもの。描き下ろしのメインビジュアルにはTVアニメ第3期のメインキャラクターを中心に、懐かしの卒業生も登場している。作中にもたびたび登場する京阪電車宇治駅を背景に、久美子たち3年生の卒業の日がイメージされた。電光掲示板の“あのキャッチフレーズ”にも注目してみたい。
期間中は、作中に登場した宇治市内などのシーンをまとめた「響け!ユーフォニアム 舞台探訪MAP」が、京阪電車の主要駅や宇治市内の各所で配布される。デジタルスタンプラリーでは、作品の舞台として定番のスポットにTVアニメ第3期で新たに登場したスポットも加わり、これまでの作品の思い出とともに宇治の街を巡れる。
期間ごとに設定されたチェックポイントを巡ると、各ポイントでキャラクターと一緒に写真を撮影できる「ARキャラクター」をもらえる。さらに、スタンプをコンプリートすると全員集合バージョンの「ARフォトフレーム」や、素敵な賞品への応募資格も手に入る。
また、企画乗車券として「京阪線フリーチケット」と「大津線フリーチケット」が登場。キャラクターによる駅案内放送は今年が初開催で、京阪電車の駅でしか聞けない特別なキャラクターボイスは季節ごとに内容が変更される。沿線の中書島駅、黄檗駅、宇治駅ではキャラクター等身大パネルの展示も行われる。
さらに、ラッピング電車は大津線ではフルラッピングの車両、宇治線では車内が装飾された車両が運行。大津線・宇治線ともに、記念ヘッドマークも掲出される。コラボグッズはミニチュア等身大パネル、バターサンド、缶キャンディ・タブレット缶などが取り扱い予定。毎年人気の、ホテル京阪でのコラボカフェも開催される。
このほか、今年が初開催となる施策として、京都タワーホテルアネックスでのコラボルームの販売、2015年から続くコラボレーション企画の軌跡をたどる企画展の開催も発表されている。各企画についての詳細は、京阪電車のWEBサイトおよび公式X(旧Twitter)にて随時伝えられるので、ファンは見逃さないようにしよう。
(C) 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会