退院する母に私は、今後どうしたいかをたずねました。母の願いは「思い出が詰まった自宅にできるだけいたい」というものでした。そして私には「仕事を辞めてそばにいてほしい」と……。遺産を多めに残すからと懇願され、私は夫に相談しました。
姉と弟に報告したところ、感謝どころか逆にバカにされてしまいます。憤った私は、こうなったら徹底的に母に寄り添おうと決めたのです。私は実家で母とともにたくさんの時間を過ごしました。
しかしあれから数年、母が亡くなると……。
「遺産はきょうだい3人で等分してください」母が遺したその言葉に、私は愕然としてしまったのでした。何もしていない姉や弟が、尽くした私と同じだけの遺産を手にするなんてありえません。母だって私に世話になるたび、口ぐせのように「ユカには多めに遺産を残すからね」と言っていたのに……。
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【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・マメ美 編集・井伊テレ子