マジョルカの日本代表FW浅野拓磨が、7月31日に行われたプレシーズンマッチで2アシストを記録した。
2023−24シーズン限りでボーフムを退団した浅野は、今夏にマジョルカと2年契約を締結。ラ・リーガ初挑戦となる“ジャガー”は、加入後最初の実戦で1アシストを記録すると、第2戦では1ゴールを記録。新シーズンから指揮を取るハゴバ・アラサテ監督へのアピールに成功していた。
迎えた31日、マジョルカはポブレンセ(スペイン5部)と対戦。4試合目のプレシーズンマッチとなった一戦で、スタメンに名を連ねた浅野は、エースとして君臨する“コソボの海賊”とのホットラインを開通させた。まずは8分、ボックス内左奥深くに侵入した浅野が、相手GKとDFの間に絶妙なボールを供給すると、飛び込んできたFWヴェダト・ムリキがゴールネットを揺らした。6分後にも、左サイドを破った同選手からムリキへとボールが渡り、最後は個人技で捩じ込んでいる。
浅野がムリキの2ゴールをアシストする活躍もあり、マジョルカは5−0の勝利を収めると、スペイン大手紙『マルカ』は、「海賊がアサノと意気投合」と連携面に言及。さらに、「この日本人ウインガーは、前半に際立った選手のひとり」とMFダニエル・ルナとともに、高評価を与えた。
マジョルカは今後、ブルゴスとミランデスのセグンダ所属の2クラブと、チャンピオンズリーグに出場するボローニャとの対戦を控えている。ここまでの4試合と比べ、段違いにレベルが上がるラスト3試合。ラ・リーガ開幕節レアル・マドリード戦に向けた最終調整に入っていく中、浅野はどのような結果を残すのだろうか。