大阪府の堺市教育委員会は、民間企業などさまざまな職種経験を教育に生かすため、市立小・中学校の校長を募集している。受け付けは電子申請で2024年8月23日午後5時まで。5人程度の採用を予定している。
受験資格は1962年4月2日から1985年4月1日までの間に生まれ、研究・教育機関や行政機関、民間企業などで管理職の経験があることなど。教員免許の有無は問わず、民間企業などに在籍したままの勤務も可能(校長の職務に専念するなど条件あり)。
任期は2025年4月1日から26年3月31日まで。勤務実績などにより1年ごとに任期を更新し、25年4月1日から最長3年間任用する場合がある。研修期間中に、副校長として学校に在籍して研修を受講することも可能だとしている。書類と面接2回で選考し、1次面接はオンラインで行う。
市教委は「求める人物像」として「高い危機管理能力を持ち、学校現場の課題を解決できる実行力を有する人物」などを挙げている。校長の公募は2012年度から開始し、昨年度まで21人を任用。24年度採用(23年度実施)では37人が応募し、5人が採用され、現在、小学校で8人、中学校で4人の校長が勤務しているという。
申し込みなど詳細は堺市ホームページ。