【パリ五輪】柔道日本代表が4日、会見を行い、報道陣からの質問に答えた。その中で、SNSでの誹謗中傷をテーマにした質問が、永山竜樹選手と阿部詩選手に投げかけられた。
【動画あり】阿部詩、SNSめぐる質問で真摯に答える(13分ごろ) 阿部詩選手は、会見で「私自身は負けという、自分のひとつの経験を得たかなと思います。今後は、その負けをどうつなげていくかというのは自分次第だと思っているので、しっかり受け止めて前を向いて進んでいきたいなと思います」とコメント。
その後、記者から「SNSの投稿について、いろんな競技で選手を傷つけるようなものが散見されるのですが、永山選手と阿部詩選手にお伺いしたいのですが、個人戦の後にSNSの反応について、どのようなものを見て、どういうふうな反応をしたのかを、できる範囲でけっこうですので、教えていただきたい。SNSを利用される人、投稿される人に対して、どうあってほしいかという希望があったら、教えてください」との質問が寄せられた。
永山選手は「SNSの誹謗中傷などは、選手は人生かけて必死に戦っているので、それをわかっていただいたうえで投稿とかをしていただきたいなと思います」と冷静に答え、阿部詩選手も「永山さんと同じ意見なので…はい、同じです」と同調。記者から「個人戦から団体戦まで、どのように精神面で調整されてきたのでしょうか?」と追加で質問を受けると、阿部詩選手は「本当に、一番大切な言葉っていうのは、身近な人の言葉だと思うので。普段からサポートしていただいている人たちの言葉を大切にして、団体戦までは調整・練習だったり、日々の生活をしていました」と話した。
さらに「SNSの投稿などは一切見ないように心がけていた?」とも向けられたが「うーん、見たくなくてもやっぱり目に入ってくるものではあったので、あまり気にせず、でも、本当に一人ひとりが人生をかけて、すべてをかけて頑張っていることなので、温かい言葉が、人としては絶対にうれしいかなと思いました」と話していた。
■SNSめぐる質問ほぼ全文
――SNSの投稿について、いろんな競技で選手を傷つけるようなものが散見されるのですが、永山選手と阿部詩選手にお伺いしたいのですが、個人戦の後にSNSの反応について、どのようなものを見て、どういうふうな反応をしたのかを、できる範囲でけっこうですので、教えていただきたい。SNSを利用される人、投稿される人に対して、どうあってほしいかという希望があったら、教えてください。
永山竜樹
「SNSの誹謗中傷などは、選手は人生かけて必死に戦っているので、それをわかっていただいたうえで投稿とかをしていただきたいなと思います」
阿部詩
「永山さんと同じ意見なので…はい、同じです」
――個人戦から団体戦まで、どのように精神面で調整されてきたのでしょうか?
阿部詩
「本当に、一番大切な言葉っていうのは、身近な人の言葉だと思うので。普段からサポートしていただいている人たちの言葉を大切にして、団体戦までは調整・練習だったり、日々の生活をしていました」
――SNSの投稿などは一切見ないように心がけていた?
阿部詩
「うーん、見たくなくてもやっぱり目に入ってくるものではあったので、あまり気にせず、でも、本当に一人ひとりが人生をかけて、すべてをかけて頑張っていることなので、温かい言葉が、人としては絶対にうれしいかなと思いました」
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