たばこ休憩は非喫煙者からやり玉に挙げられることが多いが、喫煙者はどのように考えているのだろうか。東京都の30代後半の男性(クリエイティブ/メディア・アパレル・デザイン/年収800万円)は喫煙者で、
「喫煙中の会話はコミュニケーションとして有益であると思います」
と主張する。勤務する会社のビル内に喫煙ルームがあり、休憩中にタバコを吸える環境だという。このあと男性は、タバコ休憩が有意義だと思う理由をいくつか挙げた。(文:天音琴葉)
会社が交流タイムを作っても「会話は杓子定規で、無意味なものになると思います」
男性は「タバコ休憩のコミュニケーションの最も重要な部分」として、次のように考えている。
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「何かと悪者にされがちなタバコを吸う同士、肩身が狭い経験ももちろん知っている同士、タバコの値上がりも何のその、好きなタバコを続ける同士などの会社組織とは全く別の仲間意識であり、そのため非常に会話が自然かつ自由に展開されます。面白い、笑えるみたいな話から、ふと普段の仕事の話に移ったとき、さっきのアイディア奇抜だけど実際やったら面白いかも!となるわけです」
そのため、会社が「交流タイム」や「コミュニケーションルーム」などを作ったとしても、 「そこで交わされる会話は杓子定規で、無意味なものになると思います」と続けた。また会社がそうした場を用意した時点で、コミュニケーションは「仕事の一部になってしまい、自由ではなくなる」とし、
「『周りになんと言われようとタバコを吸いたいから喫煙ルームに来た』といったような、 仕事とは別の本人意思が大切だと考えます」
と持論を繰り返した。確かに、どの職場でもブレインストーミングが活発に行われているとは言い難い。そうかといって喫煙ルームでやられたら、非喫煙者がつまはじきにされたと不満を抱くだろう。誰もが自由に意見を言い合えるように、普段から心理的安全性の高い職場を意識的に作っていく必要があるだろう。
※キャリコネニュースでは「たばこ休憩について思うこと」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/UO4Y7MO8
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