限定公開( 2 )
パリオリンピックで2大会連続の金メダルを目指すイタリアの選手が、8月5日にInstagramを更新。治療を受ける姿を公開し「オリンピックのためできることは全てやってきた。こんな目に遭っていいはずがない」と落胆を言葉にしています。
●体調がどうあっても、最後のジャンプまで全て出し切る」と出場決行の意向
「信じられない……そんなはずはない」と戸惑いを吐露する陸上男子走り高跳びのジャンマルコ・タンベリ選手の投稿。7日の試合に向けて最終調整を進める中で「腹部に刺すような痛み」を感じ、救急病院でCTや超音波、血液とあらゆる検査を受けたところ「腎臓結石の可能性がある」と思わぬ苦境に立たされていることを明かしています。
「これまで全てをささげてきた勝負を3日後に控えて、僕は38.8度の高熱と一緒にベッドにいる」「オリンピックのためできることは全てやってきた。こんな目に遭っていいはずがない」と絶望をつづったタンベリ選手。それでも「体調がどうあっても、最後のジャンプまで全て出し切る」と出場決行の意思を示しています。
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32歳のタンベリ選手は東京五輪金メダルの今大会優勝候補。7月27日の開会式ではイタリア選手団の旗手を務めるも、「抑えきれない興奮のせいか」結婚指輪をセーヌ川に落として紛失したことを妻へ公開謝罪し話題になっていました。
「現状できることは少なく、ただ現地入りを遅らせて休息を取り祈るしかない」とつづった不運続きの英雄へ、世界中から1万5千件以上のコメントが殺到。「私たちがついています。どうか諦めないで!」「困難な中でもあなたの闘志あふれる言葉と決意は、それ自体が金に値するものです」「心を強く、前向きに! きっと大丈夫です」「神様! こんなことって理解できない」と多くの励ましが寄せられています。
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