ユヴェントスは5日、ブラジル代表DFグレイソン・ブレーメルとの契約延長を発表した。新契約の期間は2029年6月30日までとなっている。
1997年3月18日生まれで現在27歳のブレーメルはセンターバック(CB)を主戦場とするプレーヤー。2017年に母国のアトレチコ・ミネイロでプロデビューを飾ると、翌年夏にはトリノへの完全移籍を果たした。同クラブで最終ラインの主軸として活躍すると、2022年夏にはユヴェントスへ加入し、元イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニ氏が着用していた背番号「3」を継承。ここまで公式戦通算83試合に出場し8ゴール1アシストを記録している。
在籍2年目の2023−24シーズンはセリエAで36試合に出場し3ゴールをマークしたほか、コッパ・イタリアでも4試合に出場。また、2022年9月にデビューを飾ったブラジル代表ではここまで国際Aマッチ通算5試合に出場している。
ユヴェントスはブレーメルの加入後の成績をまとめた上で「ピッチに足を踏み入れる度に発揮される彼の紛れもない才能がなければこれらの全てが不可能だっただろう」と指摘。さらに「しかし、彼の勤勉さと謙信性も同様に重要であり、常にチームとコーチ陣のために尽力している」と付け加えている。
今夏にはプレミアリーグやラ・リーガの強豪クラブからの関心も報じられていたものの、ユヴェントス残留を決断したブレーメル。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、今回の新契約締結に伴い、契約解除金も6000万ユーロ(約94億円)から増額される見通しだという。