【写真】幼い息子に手を振る真吾(向井康二) ドラマ『マウンテンドクター』第5話場面写真
心臓に疾患を抱えながらも、歩の指導を受け、登山好きだった亡き妻の足跡をたどり登山を楽しんでいた宇田(螢雪次朗)は、これまでより険しい山にチャレンジしようとしていた。
歩の許可を得て念願だった山を登り始めた宇田は、途中、同じテントサイトを目指す中林尚樹(高島豪志)・麻里子(新原ミナミ)夫妻に出会う。仲むつまじい姿に思わず自分と亡き妻の姿を重ねる宇田。ところがその晩、テントの中で休んでいた中林夫妻が熊に襲撃され、麻里子が頭部に重傷を負ってしまう。慌てて夫妻のテントに駆けつけた宇田は、動転しながら歩に電話をかける。
歩はすぐさま、テントサイトに向かう途中の鮎川山荘に連絡を入れ、山小屋診療所に泊まり込んでいた小宮山(八嶋智人)と連携をとる。そんな中、宇田は重傷を負った麻里子を助けるために、彼女を背負って山荘まで下山する。
宇田と中林夫妻は駆けつけた歩と合流。歩と小宮山は適切に処置し、救助ヘリに中林夫妻を信濃総合病院まで搬送させる。一同はホッとしたのも束の間、宇田が発作を起こして倒れてしまう。宇田もヘリで信濃総合病院まで搬送されるものの、帰らぬ人となるのだった。
死者を出してしまったことに愕然とするMMTの面々。ひどく落ち込む歩の前に姿を見せた江森は、宇田の死因を確認したと語り、歩が宇田の疾患を見抜けていなかった可能性があると告げる。そして「宇田さんの気持ちに寄り添いたいあまり、体の変調を見落としていた」と言い放つ。
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