Copilotの個人向け有料プランである「Copilot Pro」(月額3200円)を契約すると、Microsoft 365に含まれる一部アプリから、そのアプリに統合されたCopilotを使えるようになる。今回はデジタルノートアプリ「OneNote」でCopilotを利用する手順を確認していこう。ただし、同機能はまだプレビュー版という扱いである。
なお、本稿の解説では、Copilot Proを契約した状態で、「Microsoft 365 Personal」を契約し、デスクトップアプリのPowerPointを使ったものを前提に解説していく。
●OneNoteでCopilotを使う方法
“OneNoteのCopilot”を利用するには、法人向けの「Copilot for Microsoft 365」または、個人向けの有料プランである「Copilot Pro」のライセンスを持っていることが必要だ。その上で、現時点ではWindows上の「Microsoft 365」としての「OneNote」上でのみ使用できる。
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有効なライセンスを使ってOneNoteを起動すると、リボンの「ホーム」タブを選んだ状態で、アプリウィンドウの右上に「Copilot」アイコンが表示される。Copilotを使うには、このアイコンをクリックし、ウィンドウ右側に表示されるCopilotのサイドバーにプロンプトを入力していこう。
●ノートの要約に使う
OneNoteにおいて利用頻度が高くなると思われるCopilotの使い方は「文章の要約」がある。目当てのテキストが書かれているページを表示し、設置したテキストボックスを選択した状態で、「要約して」と指示。これでCopilotが書かれている内容を簡潔にまとめてくれる。
なお、チャット内にある「コピー」ボタンをクリックすれば、出力されたテキストをクリップボードに保存できる。これを同一のノート内や、新規で作成したノートのページ等にペーストすれば、素早く情報を整理できる。
●テキストを元にTo Doリストを作成
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もう1つの用途としては、議事録のメモや、音声データから起こしたテキストデータなどを貼り付けてあるノートから、To Doリストとしてタスクを抽出する操作だ。
先ほどと同様に、ノート上にあるテキストボックスを指定し、Copilotに対して「To Doリストの下書きを作成して」と指示しよう。
筆者が試した範囲では、あまり長いテキストを出力する操作には向いていない内容だったが、OneNoteに情報を集約している場合には、その要約やタスクの抽出等で役に立つ機会は多いだろう。Copilot Proの契約を検討した際には、WordやExcelだけでなく、OneNoteのことも忘れずにチェックしてみて欲しい。
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