開会式の演出や選手村での窃盗トラブルなど、たびたび問題が発生するパリ五輪2024。そんな中、元体操競技選手の内村航平による独特なコメントも注目を集めている。
内村航平による独特なコメント
内村と言えば、過去に五輪4大会に体操選手として出場し、個人総合2連覇など合計7つのメダルを獲得したメダリスト。2022年3月に現役を引退し、NHKパリ五輪のアスリートナビゲーターを担当している。しかし、コメントを求められたのは専門の体操だけではないようで――
例えば、7月31日のバスケットボール男子日本対フランス戦では、NHKの中川安奈アナにコメントを求められ、「大きい選手の中に小さい選手がブワーっと早く行くと、僕はちょっと忍者みたいに見えて、すごくカッコ良く見えました」「身長が大きいフランスの選手とかは、シンプルにせこいなって思いました」とバスケット選手の身長差に言及。
また、8月1日のブラジル対日本の女子バレー予選がNHKにて生放送され、3対0でストレート負けする残念な結果に……。試合後にコメントを求められると、女子バレーのブラジル代表選手について「膝から下がすごく長くて、馬とか鹿みたいに」と独特な褒め方をし話題になった。
さらに6日、卓球男子団体準々決勝で日本が台湾に3対1で勝利し準決勝進出を決めた際にも、エースである張本智和選手の掛け声「チョレイ」について、またもや“内村節”が炸裂。
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「よくよく聞くと『チョー! エー! アー!』って言ってました。というふうに、僕は聞こえたので。なんか遠くで聞くと“チョレイ”なのかなという気がしましたけど。現地に行って聞くと『チョーエーアー』みたいな感じに聞こえました」
内村の真面目な表情からから繰り出すコメントのワードセンスに、思わず吹き出してしまう人が多いようで、
《今回のパリ五輪で一番の発見は、内村航平さんのコメントがおもしろいってこと!》
《内村の専門外の競技へのコメント、斜め上すぎてクセになる》
《内村さんのコメントが面白すぎるから、絶対NHK狙って別競技のコメント引き出してるだろ笑》
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《内村さん、淡々としているけどワードセンスが最高》
NHK側に対して否定的な意見
一方で、専門外のことを内村に質問するNHK側に対して否定的な意見も。
《内村に専門外のことをきくなよ、ヒヤヒヤする。内村も困るだろ、ちょっと可哀想だよ》
《内村航平がなんで柔道や競泳、バレーのコメント求められてんのって思ったわ笑 内村航平は体操のリポートだけでいいと思うよほんと》
《せっかくパリまで行ってくれてるのに男子体操個人総合決勝を会場でリアルタイムで観ることもできず詳しくもない他競技の会場でコメントを求められてお仕事とはいえ大変だな……ってなってしまう》
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もともと内村の性格からか、コメントに関して「発言が棒過ぎる」「心がこもってなさすぎ」「テンション低すぎる」と言われる節はあったようだ。しかし内村は、ナビゲーターとしての使命について、『スポーツ報知』のインタビューでこう答えている。
《もう一回、ちゃんと五輪の価値をみなさんに分かってもらうための大会こそが、パリ五輪なんじゃないかなという気がするんです。僕のやるべき大きな仕事は、多分そこにあります》
“ロー”なテンションとは裏腹に、内に“アツい”ものを秘めているのだ。パリ五輪も残りあと僅か、内村の新たな奇想天外コメントを期待したい。