バイエルンが、レヴァークーゼンに所属するドイツ代表DFヨナタン・ターの獲得を諦める模様だ。8日、ドイツ誌『kicker』が伝えている。
かねてより、バイエルンがターの獲得を狙っていることは各メディアで報じられてきた。実際、6日にはドイツ紙『ビルト』や『kicker』によって、バイエルンとレヴァークーゼンが移籍金2,500万ユーロ(約42億9,000万円)+ボーナス500万ユーロ(約8億1,000万円)でターの移籍に合意したと報じ、バイエルンがオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの売却を済ませ次第、取引が成立するだろうと伝えていた。
だが、8日になると『kicker』は一転してターのバイエルン行きが白紙に戻ったことを報道。バイエルン首脳陣の一部が獲得に反対し、契約成立に至らなかった可能性を指摘した。
なお、バイエルンは今年6月にVfBシュトゥットガルトから日本代表DF伊藤洋輝を完全移籍で獲得。伊藤は7月の親善試合で中足骨を骨折して戦線離脱したものの、チームには依然としてデ・リフトやフランス代表DFダヨ・ウパメカノ、韓国代表DFキム・ミンジェといったセンターバックが在籍している。
ターとレヴァークーゼンの現行契約は、2025年6月30日で満了となる。