ビッグローブは8月1日、「オンライン詐欺・フェイクニュースに関する意識調査」の結果を発表した。調査は6月4日〜5日、全国の20代〜60代の男女1,000人を対象に行われた。
まず、メールやSNSでオンライン詐欺を見たことがある人は77.7%となった。メール経由は73.2%、SNSやWebサイト経由は54.4%。年代別で見ると、いずれも50代〜60代での接触頻度の高さが伺えた。
実際にオンライン詐欺の被害にあった割合は、7.4%となった。被害の内容としては、個人情報の漏洩が40.5%、お金を払ったが32.4%で上位に。年代別で見ると、20代男性の被害が最も多く、2割弱を占めていた。
オンライン詐欺に接触した人に、詐欺を見抜いた理由について尋ねてみた。すると、「心当たりのない内容だった」が71.9%で最多となり、以下「不自然な日本語だった」が61.0%、「URLやドメインがおかしかった」が52.6%で続いた。
また、オンライン詐欺を見破る自信があるという人は56.0%見られた一方で、42.3%が将来的にAIでオンライン詐欺がさらに脅威になると考えている事も分かった。脅威を感じている割合は、若年層より高年齢層の方が多い傾向となっている。
フェイクニュースや偽情報を見たことがある人は41.1%。そのうち、内容を信じてしまい、拡散した経験がある人の割合は20代〜30代の男性に多い結果となった。
対策方法や見極め方としては、「情報の発信元を確かめる」(41.7%)、「他の情報と比べてみる」(40.6%)が上位となっている。(フォルサ)