退職代行「モームリ」がユーザーデータ公開 IT業界ではどれくらい使われている?

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2024年08月10日 10:21  ITmedia NEWS

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画像はニュースリリースから引用、以下同

 退職代行サービス「モームリ」を手掛けるアルバトロスは8月7日、サービス利用者1万5934人の属性データなどを公開した。「退職代行業者でしか知りえない、労働者と企業の方の生の声を反映したデータを公開することにより、労働環境の見直しや離職率の低下、雇用の安定化に役立つのではないか」として公開に至ったという。


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 職種別の利用者数など、IT業界でどれだけモームリが使われているか示すデータも公開。正社員・契約社員では、利用者全体の6.2%(777人)が「IT関連」の企業を退職するために使っており、「製造業」や「医療関連」に続き7番目に多かった。最も多いのは「サービス業」。利用者全体の12.5%(1564人)がサービス業の企業を退職するために使っていた。


 新卒のみに絞った場合でも結果は同様で、「IT関連」は7番目(同5.3%、54人)。こちらも最多は「サービス業」(同17%、173人)だった。


 さらにアルバトロスは、退職代行サービスが複数回利用された企業の情報も公開。社名は伏せたが、64回使われた人材派遣会社や、41回使われたコンビニチェーンがあると明かした。IT関連企業でも20回使われた企業があった。いずれも従業員数1000人以上の企業という。


 アルバトロスはこの他、利用者の性別・年代や勤続年数別の利用者数、パート・アルバイトの職種別利用者数なども公開している。データは2022年3月15日から24年7月31日にかけてモームリを利用した人の情報を集計・算出した。


このニュースに関するつぶやき

  • IT企業はイメージと入社後の現実の乖離が大きいのだろうな。入社前の想像では創造的で華やかそうに見えて、実は地味な作業ばかりだったり営業ノルマや残業に追われたり。
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