ハイアット リージェンシー 東京は、大規模改装に着手した。
開業以来最大となる工事で、1年間に渡って段階的に実施し、2025年6月までに完了を予定している。ロビーにはロビーラウンジとバー、オールデイダイニング「カフェ」を新設する。リージェンシークラブラウンジも改装する。改装工事期間中も営業を継続し、完了したエリアから順次オープンする。
客室の内装インテリアは、グローバルラグジュアリーホテルを専門とするNAO Taniyama & Associatesの代表であるNao Taniyama氏が手掛けた。ブルー、グレー、アクアの繊細で落ち着いた色合いの水のモチーフで神田川のきらめく水を象徴し、自然の風景を客室内に取り入れている。4名が宿泊できるファミリースタジオ17室とコーナーデラックス17室を新設するほか、3名利用時にベッドとして利用できるスタジオカウチも設ける。改装後はスイート18室を含めて計712室となる。
ロビーは大理石の床と、8階まで吹き抜けの高さ28メートルのアトリウムロビーにあるスワロフスキークリスタル約115,000個で飾られた3つのシャンデリアによるクラシックな要素はそのままに、ホスピタリティインテリアデザイン会社であるG.A. GroupのAdrian Currie氏がデザインを手掛けた。デザインはスタッズをあしらったレザーやベルベットの家具、大理石のテーブルトップ、ロビーの色彩を引き立てる花の装飾をアクセントに、上質な木材による仕上げで全体を調和させる。バーの上には、新宿駅を思わせる時計を設置する。
これらの改装工事に伴い、平日の午前10時から午後5時にかけて騒音を伴う作業を実施する。この時間帯以外にも断続的に工事音が発生する場合もある。一部施設は代替営業、営業内容の変更を予定している。
|
|
ハイアット リージェンシー 東京は、ハイアットとして日本初のホテルとして、1980年に開業した。旧保有者の小田急電鉄は2023年3月、小田急センチュリービルの保有分とホテル小田急の全株式を、Kohlberg Kravis Roberts(KKR)やガウ・キャピタル・パートナーズが出資する特定目的会社に譲渡していた。