8月11日に行われたパリ五輪・男子ケイリン準決勝の判定が、波紋を呼んでいる。
「日本からはプロの競輪選手で、日本競輪選手養成所の同期でもある太田海也選手と中野慎詞選手が出場。ともに3着でゴールラインを駆け抜け、決勝進出を決めたかと思われたのですが……」(スポーツ紙記者)
「ピンポイントで嫌がらせ受けているの?」
太田選手が出場した準決勝2組では、落車のアクシデントが発生。太田選手は進路を妨害したとして、警告が出てしまったという。
TBSの中継に出演していた元日本代表で現役トップ競輪選手の脇本雄太氏は、「スプリントでもイエローカードが出ていたため、累積で失格になった」と解説。
太田選手は落車した選手の外側を走行していたため、日本の競輪ルールに当てはめると妨害失格には当たらないため、厳しすぎる判定にSNSは大荒れ。
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《太田海也だけこんなにピンポイントで嫌がらせ受けているの?? ずっとだよ?? 全部海也のせいにされて、海也が何かされた時は全部無視されて。スプリントもケイリンも勝ちが強引に取り消されて》
《太田海也選手は他の海外勢に警戒されている。嫌がらせされている》
メダルは確実と言われていただけに、海外の審判が太田選手に対して不利な判定をしたのでは? と勘繰るファンが続出することに。
「スプリントの準々決勝2本目では、東京五輪で銅メダルを獲得したイギリスのカーリン選手に対し太田選手が車体を内側に寄せた際、カーリン選手が肘を当てにきたものの、審議の末に太田選手だけ反則を取られてしまいました。他の海外選手が似たような走りをしても反則を取られていないだけに、日本のファンとしては腑に落ちない場面が多々ありましたね」(同・スポーツ紙記者)
連日の謎判定にさすがの日本側も抗議の姿勢を見せたものの、判定は変わらず。さらに失格になったため、7〜12位決定戦にも出場できなかった。
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「中野選手には太田選手のリベンジでメダルを獲得してほしかったですが、落車に巻き込まれて男子ケイリンでは残念ながらメダルを逃してしまいました。太田選手の謎判定さえなければ、どちらかはメダルを獲れたと思うんですけどね」(同・スポーツ紙記者)
日本の競輪場なら暴動レベルの野次が飛んでいたであろう、疑惑の判定が続いたパリ五輪の男子ケイリン。悔しい結果となってしまった太田と中野だが、本業の“競輪”の方で実力を発揮してほしいものだ。