前回からの続き。私はシノブ。夫・息子と3人暮らしをしています。息子も小学生になり、毎日元気に学校に通っています。地元にいるため友だちもたくさんいますし、毎日が幸せの連続……そう思っていました。しかしそんな私の元に、元カレのユウイチから電話が。「過去に貸した30万を返して」と詰め寄られた私。たしかに借りた覚えがあります。当時の私にとっては本当にとてもありがたいものでした。しかし今さら返す必要って……あるのでしょうか?
夫は、「借りたお金は返すべき」の一点張り。社会人2年目で30万を貸すのはどれだけ大変か、また返さないことは相手の厚意を踏みにじることになるという主張でした。たしかにそうですが、今貯金から30万円減るのはかなりの痛手です。
夫には、正直「返さなくてもいい」と言ってもらえることを期待していました。でも私の期待していた言葉はもらえず……お金を借りたのは実は友人ではなく、元カレであったことを正直に打ち明けました。
恋愛中のやりとりだったのだから、時間も経っているしお金を返す必要はないのでは? と思うのですが……。
ユウイチにお金を返すとなると、大金なので夫婦として夫に黙っているわけにはいきません。
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夫の意見が正論であることはよくわかります。しかし借りたのは15年も前の話。正直、「返したくない」という気持ちのほうが大きいのです。そして私は、ユウイチに連絡しないという選択をしました。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・まゆか! 編集・横内みか