マンチェスター・シティに所属するイングランド代表MFカルヴィン・フィリップスに対し複数のクラブが関心を寄せているようだ。12日、『マンチェスター・イブニング・ニュース』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。
現在28歳のK・フィリップスはリーズの下部組織出身で、2015年夏にトップチームへ昇格した。徐々に頭角を表し、“狂人”マルセロ・ビエルサ監督の下で中盤の主軸に成長すると、2022年夏には推定4500万ポンド(約85億円)の移籍金でマンチェスター・シティへ加入。しかし、度重なる負傷の影響もあり、同クラブでは主力に定着することができず。昨シーズン後半戦はレンタルでウェストハムに放出された。
今夏にマンチェスター・シティへ復帰したK・フィリップスだが、ジョゼップ・グアルディオラ監督の新シーズンの構想には含まれていない模様。クラブは売却の可能性を模索しつつ、2シーズン連続のレンタル放出も視野に入れているという。報道によると、エヴァートンが長期間に渡って同選手の動向を注視しているとのこと。今夏にアストン・ヴィラへ移籍したベルギー代表MFアマドゥ・オナナの後釜に据えることを検討しているようだ。
また、フルアムとイプスウィッチもK・フィリップスに対して具体的な関心を寄せているという。いずれのクラブも完全移籍での獲得が困難な場合でも、レンタル契約を打診する可能性があり、今後も同選手の動向を注視し続けるものと見られている。
イングランド代表でも通算31キャップを誇る実力者は今夏にマンチェスター・シティを離れ、新天地を求めることになるのだろうか。関心を寄せる3クラブとマンチェスター・シティの今後の動きに注目が集まる。