ザスパ群馬は13日、クラブ公式サイトにて『ファン・サポーターの皆さまへ』と題した声明を掲載した。
大槻毅体制3年目となった今シーズンだが、序盤戦から出遅れると、明治安田J2リーグ第14節終了時点で勝ち点『6』の最下位に沈んでいたことを受け、監督交代に踏み切った。しかしその後も、チーム状態は上向くことがなく、0−4の大敗を喫した第26節清水エスパルス戦を終えた段階で、17位の残留ラインとの勝ち点差は『7』にまで広がっており、J3降格は現実味を増すばかり。さらに13日には、最終ラインの要である主将CB城和隼颯がモンテディオ山形へと完全移籍することが決定。ザスパ群馬にとっては、大きな痛手となっている。
城和の電撃退団を発表した後、ザスパ群馬はクラブ公式サイトにて『ファン・サポーターの皆さまへ』と題した声明を発表。『残るリーグ戦12試合を最後まで一丸となって諦めずに戦います』とサポーターに誓っている。
「日頃よりザスパ群馬へ熱いご声援を頂き、誠にありがとうございます。今シーズンは『EVOLUTION TOGETHERー日々是進化ー』をスローガンに、『勝点51以上、10位以内』を目標に掲げてシーズンをスタートしました。しかし、厳しい状況をなかなか打開するには至らず、5月には監督の交代に踏み切り、今夏には新たに5人の選手たちにチームへ加わってもらいました」
「7月の中断期間を経て『これから』というタイミングでの今回の移籍に私自身も戸惑い、非常に残念に思っております。城和選手にオファーがあったと聞いたのは、清水戦翌日の11日(日)で、クラブとしても突然の出来事でした。キャプテンであり、ディフェンスの要、そして新卒でザスパを選んでくれた生え抜き選手でもある城和選手がシーズン途中にチームを抜けることがあってはならないと、クラブとしてあらゆる手段を講じて最大限慰留に努めました。しかしながら、最終的には城和選手本人の意志を尊重して、苦渋の決断ではありますが送り出すことといたしました」
「ファン、サポーターの皆様へ、 チームにとって欠かせないキャプテンの離脱という、残念なお知らせをしなければならない事を深くお詫び申し上げます。しかしながらチームは目標である『J2残留』に向け、残るリーグ戦12試合を最後まで一丸となって諦めずに戦います。そして皆様の応援こそが、選手一人ひとりに勇気を与え、チームにとって力強い後押しになります。群馬のプライドを賭けて必死に戦う選手、監督、スタッフに、引き続きどうか温かいご声援のほど何卒よろしくお願いいたします 株式会社ザスパ 代表取締役社長 赤堀洋」