前回からの続き。私はシノブ。夫・息子と3人暮らしをしています。息子も小学生になり、毎日元気に学校に通っています。地元にいるため友だちもたくさんいますし、毎日が幸せの連続です。しかしそんな私の元に、元カレから電話が。「過去に貸した30万を返して」と詰め寄られました。しかしこれももはや15年も前のこと。今さら返す必要ってあるのでしょうか? 友だちからも「返したほうがいい」と説得され、私はなんだか嫌な気分になってしまいました。
男友達は、ユウイチが「30万円を知人に貸した」と話していたと言いました。たしかに、社会人なりたてで一人暮らしをしている人にとって、30万円はかなりの大金です。その話を聞いて、私はだんだん、自分はかなり非常識なことをしてしまったのではないかと思い始めてきました。
男友達の話に、私は言葉もありませんでした。まわりのみんなも黙り込んでいます。そして誰からともなく「そろそろ帰るわ」「私も……」と言い始め、楽しみにしていたはずの飲み会は白けた雰囲気のまま解散となってしまいました。
私がユウイチに対してどんな不誠実な対応をしたか、友だちにもバレてしまいました。
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「誠実な対応をしないと、今後シノブが困ったことになるかもしれない」と夫からされた忠告を今さらながら思い出しています。自分の不誠実さで、子どもや夫に迷惑がかかってしまう前に、手遅れかもしれませんが、今度こそ返したいと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・まゆか! 編集・横内みか