◆ 真中氏「広島の強さを感じる9連戦だった」
広島はDeNAを4−3の逆転サヨナラ勝ちで下し再び貯金13。阪神に勝利した2位・巨人との1ゲーム差を保った。
先発の床田寛樹は初回、一死満塁から5番・牧秀悟に左前適時打を浴び先制点を献上。同点の4回は相手先発の9番アンドレ・ジャクソンに左前適時打を浴びるなど2点を失った。1−3と2点ビハインドの5回裏の攻撃で代打を送られ、5回88球、8安打3失点の内容で降板。開幕から続いていたクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)は18試合でストップした。
打線は2回に敵失の間に1−1の同点に追いつくも、5回以降は3度の併殺を喫するなど次の1点が遠い展開。それでも2点を追う土壇場9回、相手守護神・森原康平を攻め無死一、二塁の好機を作ると、一死後、7番・菊池涼介が7号の逆転サヨナラ3ランを左翼席へ運び、本拠地・マツダスタジアムは熱狂に包まれた。
広島は6日からスタートした真夏の9連戦を劇的勝利で締め、同期間は5勝3敗1分けで貯金を上積み。14日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でMCを務めた真中満氏は「広島の強さを感じる9連戦だった」と総括した。
解説者として出演した大矢明彦氏は「ゲーム運びを見ていると『優勝しよう』という意識をチーム全体から感じた」と、首位チームの士気の高さを感じとった様子。五十嵐亮太氏は「『強いときのカープの戦い方ってこうだよね』って感じ。中盤まで粘って、最後に点を取って勝つ。ベテランがこういったところで結果を残すと、チームも盛り上がるし勢いづきますよね」と、菊池の勝負強さを改めて称えた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』