猛暑のなか直撃…2019年台風15号の大停電で「最も困ったこと」 いまできる備えは

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2024年08月15日 12:20  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

強い勢力で関東地方に接近するおそれのある台風7号。予報進路が似ていることから、記録的な暴風で大きな被害をもたらした2019年の台風15号(令和元年房総半島台風)を思い出す人も多く見受けられます。

これからの備えの参考に、当時千葉県内の自宅が長期間停電するなどの被害を経験した方に話を聞きました。

■冷蔵庫も使えず、家族で「水風呂に…」

2019年9月の台風15号は、千葉で最大瞬間風速57.5m/sの観測史上1位となる記録的な暴風が吹き荒れ、千葉県を中心に最大64万戸余が停電。厳しい残暑のなか長期間停電に見舞われた地域もありました。

編集部の取材に応じた千葉県在住の女性は「あのとき、すごい暑かった日が続いてたんですよね。だから何よりもクーラーがつかない、冷蔵庫も使えず冷たいものが飲めない、氷も作れない…」と、とにかく暑さに苦しんだといいます。

涼をとるために「家族で順番に水風呂に浸かった」とも話していました。

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■スマホやPCの充電環境

長引く停電のなかでPCやスマホの充電は大変貴重で、当時女性は「パソコンの充電も出来ないので、都度都度電源切って…」と、自宅で仕事をする際も工夫していたそう。

改めて「本当に、みんな命の危機を感じていたと思う」と当時を振り返っていました。

停電時の暑さ対策を考えておくほか、スマホやPCの充電環境や電源の確保なども、天候が穏やかなうちに確認しておきたいですね。

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■飲料、食料だけでなく「トイレの備え」も

そして忘れてはいけないのは、「トイレ」の問題。

2019年10月の台風19号(令和元年東日本台風)では、神奈川・武蔵小杉駅周辺が冠水。この影響で、高層マンションの配電盤などが浸水による被害を受け、トイレの使用にも影響したとの報道は、記憶に新しいですよね。

しかし、Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女933名を対象に「非常用トイレ」について調査を行った際、「備えている」と答えた人は27.3%ほど。

集合住宅はとくに、停電すると給水ポンプ等が使えず断水となる場合もあり、非常用トイレがあると大変心強いはず。

最新の気象情報を確認し、天候が荒れる前にできる備えをしておきましょう。

この記事は2023年8月14日に公開された記事を編集して再掲載しています。

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(取材・文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年8月5日〜2023年8月8日 調査対象:全国10代〜60代の男女933名

このニュースに関するつぶやき

  • 移住先で千葉県の海沿いも考えてたけどやめた理由の1つがこれがあったのと、あと東日本大震災の後の津波動画。山梨でも移住してから夏3回、夏毎に1回ずつ停電発生も1時間程度で復旧
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