8月15日、MotoGPクラスに参戦しているトラックハウス・レーシングは、小椋藍と2年契約を締結。小椋は2025年から少なくとも2026年までMotoGPクラスに参戦することが決まった。そんな彼が来季の意気込みを語った。
小椋はアジア・タレント・カップやレッドブル・ルーキーズ・カップに参戦後、ヨーロッパに渡って2017年にFIM CEV Moto3ジュニア世界選手権で2シーズン戦った。
2018年はワイルドカード参戦でロードレース世界選手権のMoto3クラスを経験して、翌2019年からホンダ・チーム・アジアからMoto3にフル参戦。2020年には多数の表彰台を獲得してランキング3位に入った。
そして2021年からイデミツ・ホンダ・チーム・アジアでMoto2クラスにステップアップする。3度の優勝を経験した2022年はチャンピオン争いの末ランキング2位を獲得。2024年はMT Helmets - MSIに移籍して10戦終了時点で2度の優勝を含む4度の表彰台に上がりランキング2位につけている。
株式会社ホンダレーシング(HRC)は2024年も小椋とスポンサー契約を締結しており、引き続きサポートし続けている状態だ。
ところが、小椋は2025年から2年契約でトラックハウス・レーシングに加入することを決め、MotoGPクラスに昇格する。彼が駆るマシンはアプリリアRS-GPで、チームメイトはラウル・フェルナンデスだ。
■小椋藍
「最初に、このプロジェクトに参加している全ての人たちと僕をサポートしてくれた全ての人たちに感謝したいです。もちろん、これは夢です! 最後のステップになります」
「MotoGPは到達できる最高のレベルなので、そこにたどり着けて本当に嬉しいです。トップクラスでレースができることは嬉しく、トラックハウス・レーシングMotoGPチームと一緒にレースができることが待ち切れません」
「チームの競争力は本当に高く、バイクも非常に強力です。ライダーとしての仕事は、自分の持っている全てを駆使して、できることをすることです。いつも同じ考え方ですが、トラックハウス・レーシングの一員となり、彼らと一緒にMotoGPにステップアップできることを大変嬉しく思います。2025年のスタートが楽しみです」
「今はMoto2のことを考えなければいけません。今シーズンをできる限り最高の形で締め括り、2025年には万全の準備を整えて挑めるように努めます。皆さん、ありがとうございました。来年お会いしましょう!」