ソフトバンクが西武に快勝。昨夜の敗戦を引きずることなくしっかりと勝ち切り、このカード勝ち越しを決めた。
この日は山川穂高の古巣へ強烈な恩返しが勝利へ直結した。まず初回、2死一塁で打席に入った山川は、西武先発の與座海人の高めの直球を振り抜くと、打球はレフトへ突き刺さる2ランで先制点を奪取。5回には1死二塁から再びレフトへ2発目の2ランでリードを4点に広げると、7回の1死二塁のチャンスでも豪快なホームラン。自身7年ぶりの1日3発をマークし、9−2の大勝の立役者となった。
大爆発の山川に対し、15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した坂口智隆氏は「すごいですね。ほんとにホームランバッターっていうのを見せてもらった気がしますね」と驚きの表情。特に「2本目のインサイドを打ったホームラン。いいバッターって、インサイドの方がすごくポイントが近く見えて、実際も近いんです。身体から手が離れないというかね。そして最後の最後、詰まったところを右半身でしっかりぐっと押し込むと言いますか。本当にこう、巻きついてるように見えますね。あそこは詰まらないとファウルになってしまうので、技術の詰まった1本だと思います」と内角やや高めの144キロストレートを、軸回転でレフトスタンドまで運んだ一打を絶賛していた。
もう一人の解説者・平松政次氏も「特に山川のバッティング見てるとはい、やっぱりそのインサイドの高めは強いですよ。坂口さんも言ったように技術的に持ってますから」と同意しつつ「なんで外のスライダーだとか、落ちるボールを投げないのかなと思うんだよね。山川も打ちたい。打ちたいですから、少々ボールでも振ってくれますんで。それを利用しないと、まともにぶつかっていったらやっぱりやられるでしょうね」と西武の攻め方に疑問を持っていた。
☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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