葉脈から流れ落ちる「蓮シャワー」が素敵すぎる!横浜「三溪園」の夏の風物詩

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2024年08月17日 09:00  おたくま経済新聞

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おたくま経済新聞

葉脈から流れ落ちる「蓮シャワー」が素敵すぎる!横浜「三溪園」の夏の風物詩

 猛暑の続く昨今。駅などの屋外では、打ち水やミストシャワーなど、水を使った暑さ対策が実施されています。


 横浜・本牧にある名勝庭園 「三溪園」で行われているのは、ミストシャワーならぬ「蓮シャワー」。蓮の葉からシャワーのように水が流れ落ちる様子がSNSに投稿され、「素敵」、「見てみたい」、「毎年楽しみ」といった声がよせられ話題となっています。


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 三溪園の担当者によると、蓮シャワーは、蓮の開花時期にあわせて行われる「観蓮会(かんれんかい)」のコンテンツのひとつとのこと。


 一見、葉の上をつたって水が滴り落ちているように見えますが、よく見るとホースの水が茎の中に入り、葉脈を通って水が流れています。


 「蓮シャワー」のルーツを聞いたところ、蓮池から摘み取った蓮の葉が萎れないように、水揚げのつもりでホースを茎に差し込んだのが始まりとのこと。せっかくなら来場者にも見てほしいと、平成23年の観蓮会で行われた簡易的なお披露目が好評だったため、それ以来、夏の風物詩として訪れる人を楽しませているそうです。


 とはいえ、蓮の葉を使った「蓮シャワー」は、思い通りにはいかないこともあるようで、ホースの太さにあう茎の選定や水圧の加減など、試行錯誤の末にこの趣深く美しい「蓮シャワー」が完成するのだとか。


 来場者からは、撮影スポットとしても涼みスポットとしても大人気という蓮シャワー。なかには「三溪園で水浴びだ〜」とはしゃぐ子どもや、「近くに来るだけでも涼しく感じる」、「貴重な体験」と声をかけてくれる人もいるそうです。


 2024年の「観蓮会」は終了したものの、蓮シャワーは台風の影響がなければ8月17日と18日にも設置予定とのこと。同日には、蓮の見ごろを終えた蓮池にて、無料イベント「ザリガニ釣り」にも参加できるそうなので、子どもとの夏休みの思い出に、趣深い「涼」を求めに、出掛けてみてはいかがでしょうか?


 なお、「三溪園」では、9月開催の月見を楽しむ「観月会(かんげつかい)」など、季節にあわせた様々な催しが行われています。



<記事化協力>
三溪園(X:@HSankeien/HP:横浜 三溪園-Yokohama Sankeien Garden-)


(一柳ひとみ)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 一柳ひとみ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024081702.html

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