6日間タイヤトラブルなし！ ダンロップ、トヨタGRタイランドのAXCR初優勝を強力サポート

　8月11日から17日にかけて、東南アジアのタイで開催されたAXCRアジアクロスカントリーラリー2024。計6日間にわたってアセアン地域の過酷な道を走り抜く同ラリーにおいて、住友ゴムグループが供給するダンロップの『GRANDTREK(グラントレック）』タイヤを装着した、TOYOTA GAZOO Racingタイランドのトヨタ・ハイラックス レボが総合優勝を飾った。

　FIA国際自動車連盟の公認を受けるアジア最大級のクロスカントリーラリーであるAXCRの2024年大会は、タイ南部のスラタニから西部のカンチャナブリまでの間に約2100kmのコースが設定され、選手たちは東南アジア特有の路面、自然、気候のなかで長く厳しいラリーを戦った。

　そんなAXCR2024に向け、ダンロップはTOYOTA GAZOO Racingタイランド（TGRタイランド）とパートナーシップを結び、同チームが走らせる3台のハイラックス レボに『グラントレック』を供給した。

　このラリーのために一から開発されたグラントレックは、ラリーの本番で優れた耐久性と走破性をいかんなく発揮した。競技期間を通して1本もパンク等のトラブルやタイヤ交換などによるタイムロスを発生させることなく、105号車をドライブしたマナ・ポーンシリチャード／キティサック・クリンチャン組の走りを力強くサポート。結果、TGRタイランドにとって悲願だったAXCR初優勝に貢献した。

　グラントレックを装着した105号車は、ラリーの開幕翌日12日（月）に行われたSS1でベストタイムを記録してラリーをリードするも、競技二日目はミスコースによりトップから29分遅れの総合17番手まで後退することに。しかし、そこから挽回をみせ4日目はふたたびステージベストをマークし総合2番手に浮上する。そして5日目にはトップに返り咲くと、最終日はライバルが猛追を見せるなか、最後までリードを守りきり総合優勝を果たした。

　なお、同じくトヨタ・ハイラックス レボをドライブしたチームメイトのナタポン・アングリッツァノン（114号車）は総合29位／T1Dクラス18位、ジャラス・ジェンカモルクルチャイ（111号車）は総合9位／T2A-Dクラス5位となっている。