ファン・サポーターのための推し活サービス『フォトサポ』で、自らが撮った推しの写真を共有 こんにちは! 奥田明日美です。先日「川崎Fの女性向けイベント『Are You LADY?』を奥田明日美が大満喫してみたら笑顔がたくさん撮れた件」という記事を配信して、川崎フロンターレの女性サポーター向けイベントの楽しい様子をお伝えしました。普段はラジオの応援番組とSNSでの発信がメインなのですが、サッカーキングを通じてフロサポの皆さん以外にもJリーグのサポーター、サッカーファンの皆さんに広くご覧いただき、スタジアムの雰囲気を知ってもらえたのではないかと思っています。
記事をつくるにあたり自分で撮った写真(400枚も撮ってました!)を見返していたのですが、撮らせていただいたファン・サポーターの皆さんがすごく良い表情だったので、当日の楽しかった様子が鮮やかによみがえってきました。
私はメディアのお仕事でスタジアムに来ることがほとんどなので試合は基本的に取材するものという意識が強かったのですが、いちサッカーファンとして改めて試合にふれてみたときに、『サッカー × 写真』という組み合わせは“新しい観戦体験”というと少々大げさかもしれないですが、好きなものを追いかける上ではとても良いスタイルだなと思いました。
クラブとしてもこの可能性には着目しているようです。川崎フロンターレの営業担当・遠藤輝来さんにお話を伺いました。
「私たちは日々、新たなフロンターレらしさについて考え多様な楽しみ方を提案できればと思っていますし、実際にファン・サポーターの皆さんは様々なスタイルでフロンターレに触れてくださっています。声や手拍子で選手を後押しして楽しむ方、上層階から俯瞰して戦術を楽しむ方、さらに、写真撮影を通して試合を楽しむ方もいらっしゃると思うんです。クラブの取り組みとして、写真を撮ってぜひSNSにアップしてくださいねという企画を実施することによって、安心して楽しんでいただけるはず。写真を投稿したり交流したりできる『フォトサポ』のサービスは良いツールになっていると思っています」
特に試合の写真は、パッと見たときに自分の頭の中にもあるその試合の記憶にビュンっと飛んでいけるような不思議な力を持っていると感じていて、動画ともまた違ったメディアなのかなと思います。そして、オープンに写真が投稿されているSNSとも違い、好きなクラブをともに応援するファン・サポーターが投稿した愛ある写真を見て、自分も気持ちを共有できることは濃い応援体験になりそうです。内輪にしか通じないちょっとした小ネタの写真も、安心して共有ができてたくさん共感してもらえる場所、っていいですよね。
これはどんなクラブにも当てはまることですが、フロンターレのあゆみは必ずしも順調な時期ばかりではありません。スタジアムをいっぱいにすることができなかった草創期、J1に昇格し地力をつけてもなかなかタイトルに手が届かなかった時代、言わずもがなの黄金期、そのあとの新時代を目指す忍耐の時期…。それでも、チームの成績や人気選手がいるか等に左右されずクラブやJリーグと長く深く関わってもらえるには? と考えたときに、新たな価値や魅力に気づき育んでいくのはとても大事なことだと感じました。
『フォトサポ』を運営する株式会社ニコン 映像ソリューション推進室の佐々木哲也さんにもお話を伺いました。
「ファン・サポーターの皆さんが思う推し選手やクラブの魅力は、もしかしたら世界中でその人だけしか気づいていないかもしれない。でも、写真にすれば世界中にそれを伝えることができる。また、クラブ公認のもと、そのクラブを応援する人たちが撮った写真がたくさん集まるプラットフォームで交流を楽しんでいただければ。スポーツをただ見るだけではない、新しい観戦体験を一緒につくって盛り上げていければと考えています」
週末、スタジアムに向かえばそこにはフォトジェニックな光景がたくさん広がっています。私も相棒のカメラでたくさん撮影を楽しんでいますし、同じようにそんな楽しみ方をしている皆さんともこの気持ちを共有したり交流できればうれしいです。
実際に、8月11日の多摩川クラシコを記念して行われた『多摩川フォトクラシコ』というフォトサポの企画は、過去の多摩川クラシコの写真を両クラブのファン・サポーターから集め、投稿数といいね数で競い合うというものでしたが、私自身もスマホやPCの写真フォルダをじっくり振り返る機会となりました。
そこで、フォトサポが始まる何年も前から自分が何気なくたくさんの写真を撮影してきたこと、その写真たちは誰かにとって「懐かしいな」「この試合も楽しかったよね」など、かけがえのない記憶を呼び起こす一枚になることなど、写真を共有することの可能性を感じました。スポーツにおける動画とも文章とも異なる楽しみ方が、写真にもあるのだと実感したのです。
私もラジオの応援番組やSNSでの発信と同じく、一緒のクラブを応援する仲間に向けた写真サービスなど、方法にとらわれず川崎フロンターレやJリーグの魅力をますます伝えていければと思っています。スタジアムや関連イベントで見かけた際はぜひ声をかけてくださいね。一緒に写真を撮りましょう! 以上、奥田明日美でした!