米海兵隊の男が5日、沖縄県内の女性に性的暴行を加えけがをさせたとして不同意性交致傷容疑で書類送検された事件を巡り、沖縄県は同日、6日に予定されていた在沖米国総領事館主催の独立記念日式典への参加を見送ることを決めた。県関係者への取材で分かった。
県によると、式典には例年、米側からの招待で県関係者が出席していた。今年は池田竹州副知事が出席する予定だったが、事件への抗議の意を込め、参加を見送ることとした。
米兵を巡っては、6月、少女を含む県内の女性に対する性的暴行事件が2件、相次いで明るみに出た。2件については県への連絡がなく、県は政府などに迅速な情報提供を求め、7月、情報共有の在り方が見直された。