「時間は資産」とお金持ちの多くはせっかち
今日からお金持ち体質に変わるための習慣を一つ挙げるとしたら、「すぐやる」ことです。お金持ちの多くはせっかちです。彼らは時間を資産だと考えていて、スピードを重視しているからです。エレベーターが来るのを待つだけでもイライラするし、人気店だからといって行列に並んで待つなんてガマンができません。たとえば同僚や友人知人とランチに行ったとき、メニューを決めるのが速い人と遅い人の仕事の能力を比較してみるとわかります。決断の速さは行動の速さにつながり、それは生活の全方位に現れてくるからです。
だから単純ではありますが、思いついたらすぐやることです。
仮にそれが拙速な判断であり失敗したとしても、それはそれでいいのです。なぜなら、その失敗を分析し、自分のどういう考えや判断の根拠がまずかったのかを抽出できれば、次に同じような場面に直面したとき、同じ失敗を繰り返さないで済みます。
その積み重ねが、より短時間でもより適切な意思決定ができる自分になっていくからです。
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先延ばしにせずに、「今日からすぐ行動する」
行動を先延ばしにしていては何も起こらないし、何も変わらない。壁にぶつかることもありませんから、次の課題も見えない。失敗もしないから、今自分が知っている方法を変えなければならないという気づきも得られない。それは成長しないということを意味します。1日早く動けば、1日早く結果が得られる。1年先延ばしにすれば、リターンが得られるのも1年後。もちろん明日やっても結果がさほど変わらないものを今日やる必要はありませんが、なるべく「決即動」を心がけることです。
文:午堂 登紀雄(米国公認会計士)
大学卒業後、会計事務所などを経て、米国コンサルティングファームで経営コンサルタントとして経営戦略立案や企業変革に従事。貯金70万円を1年で3億円の資産に成長させた経験をもとに、お金持ちになる方法や考え方を伝授。
(文:午堂 登紀雄(米国公認会計士))