前回からの続き。私はアヤミ。20代の会社員で、2歳の男の子・ルイのママです。わが家は夫婦で共働き。しかし夫のレイジは家事育児に一切関わろうとしません。今までは近所の実家に家事育児を頼ってきました。しかし姉のサヤカが、「いざというときにも困らないよう資格を取得したい。勉強に集中したいから半年間は実家に来ないでくれ」と言い出したのです。実家に頼らずワンオペ家事育児をはじめましたが、たったの半月で限界に。そんなとき母から、「共働きなのに家事も育児もしない、協力する気すらない夫なんておかしい。どうしてそこまで従ってしまうの?」と言われハッとします。そして夫に言いたいことをちゃんと言おうと心に決めたのでした。
今の私、ものすごく格好悪いな……と思っています。「できない、ツラい、限界」と泣いて、怒鳴って。でもどんな醜態をさらしても、とにかく私は夫に助けてほしかったのです。しかし、夫は私の全身全霊の訴えを、あっさりとスルーして家を出て行こうとします。
バタン、とドアが閉まった時点で、心のなかで何かが切れました。私がここまで大変だと、もう倒れそうだと言っているのに助けてくれない夫。きっとこんな夫、私が失業や病気などで人生の危機に陥っても助けてくれないでしょう。今日みたいに「俺知らない」と言って冷たく見放されるのが目に見えています。
これからのことを考えると、大変だと思う一方、なぜか憑き物が取れたかのような前向きな気持ちになれました。実家に依存して、ぬるま湯に浸かっているうちは気づきませんでした。死ぬほどツラい思いをして、やっとわかったのです。
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【第6話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・ちょもす 編集・横内みか