自民党総裁選に立候補を表明している林芳正官房長官は7日、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」への移行に関し、現行の健康保険証の廃止期限を見直す可能性に言及した。視察先の東京都内の病院で記者団に明らかにした。
政府は現行の健康保険証を12月に廃止する政令を決定している。林氏は、マイナ保険証の意義を強調しつつ「まだ国民の間に不安がある。解消するためにいろいろな見直しを含め適切に対応したい」と指摘。「健康保険証の廃止期限を見直すのか」との問いに対し、「そういうことも含めて検討したい」と語った。