あらゆる物事への多様性が叫ばれる中、最近の夫婦関係のあり方や恋愛事情はどのようになっているのでしょうか。ノマドマーケティング株式会社(東京都渋谷区)が実施した「セカンドパートナー」についてのアンケート調査によると、「セカンドパートナーがいる」と回答した人は1割未満であることがわかりました。では、「セカンドパートナーが欲しい」と考えている人はどのくらいいるのでしょうか。
調査は、全国の30〜59歳以下の既婚男女3000人(男性1501人、女性1499人)を対象として、2024年4月にインターネットで実施されました。
調査の結果、「現在、セカンドパートナーがいる」と答えた割合は男性が10.1%、女性が5.2%となり、男性のほうが多い傾向がみられました。
これを性年代別にみると、男女ともに「30代」(男性14.29%、女性5.57%)が最も多く、次いで「40代」(男性10%、女性5.5%)、「50代」(男性8.68%、女性4.59%)と続き、いずれの年代でも、セカンドパートナーがいるのは女性より男性のほうが高い割合となりました。
現在セカンドパートナーがいると回答した229人(男性151人、女性78人)に対して、「セカンドパートナーを作ったきっかけ」を尋ねたところ、「セックスレスだったから」(男性68人、女性25人)、「好きになったから」(男性61人、女性30人)、「恋愛がしたかったから」(男性52人、女性23人)といった回答が上位に挙がりました。
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また、「セカンドパートナーと出会った場所や方法」については、「職場の同僚」という意見が多く聞かれたほか、「マッチングアプリ」「幼なじみや同級生などの知り合い」「飲食店」「SNS」といった回答も挙げられています。
一方、「現在セカンドパートナーはいない」と回答した2771人(男性1350人、女性1421人)に「セカンドパートナーが欲しいと思っていますか/思ったことがありますか/過去にセカンドパートナーがいたことがありますか」と尋ねたところ、「欲しいと思ったことがある」(男性290人、女性134人)、「過去にいた」(男性143人、女性64人)、「現在欲しいと思っている」(男性154人、女性31人)という回答では、男性が圧倒的に多い結果となりました。
それに対して、「体の関係がないなら欲しい」(男性44人、女性84人)という回答では、女性が男性を上回っており、男性はセカンドパートナーと体の関係を求める傾向があるのに対し、女性は精神的なつながりを求める傾向があることがうかがえました。
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調査を実施した同社は、「セカンドパートナーとは、不倫と違い肉体関係を結ばず、心のつながりを大切にする関係を指します。セカンドという言葉の通りあくまで配偶者が一番で、家庭を壊すような付き合い方はしません。しかし、恋愛感情ありきの関係であるため、不倫や浮気と同じ扱いをされやすくなります」と説明。
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そのうえで、「日本は一夫一妻制。著名人の浮気・不倫が日常的に大きく取りざたされていますが、中にはこのような関係があることもぜひ知っておいていただければと思います」と述べています。