FC町田ゼルビアは8日、同クラブに所属するFW荒木駿太の負傷状況を発表した。
クラブからの発表によると、荒木は8月31日に『国立競技場』で行われた2024明治安田J1リーグ第29節の浦和レッズ戦にて負傷したという。同試合、荒木はリーグ戦6試合ぶりに先発出場していたものの、78分にペナルティエリア右のスペースに侵入したあと、右足を気にして倒れ込む。その3分後、エリキと途中交代をすることとなり、担架に乗せられてピッチを後にしていた。
町田は8日付で荒木の状態を報告。診断の結果、右第5中足骨疲労骨折が確認された。クラブから、全治までに要する期間等は明かされていない。
現在24歳の荒木は、サガン鳥栖を経て2023年より町田でプレー。期限付き移籍加入だった昨季は、チーム内で唯一J2リーグ全42試合のピッチに立って6ゴールを挙げるなど、町田のJ2初優勝&J1初昇格に大きく貢献していた。迎えた今季も、2024明治安田J1リーグで21試合出場1ゴールを記録しているほか、2024JリーグYBCルヴァンカップで4試合、天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会で1試合に出場。本職のセンターフォワードだけでなく、サイドハーフ、ウイングバック、ボランチなど複数のポジションを器用にこなすポリバレント性が魅力で、直近2シーズンの町田をけん引する存在となっていた。
2024明治安田J1リーグ第29節終了時点で、町田は16勝7分6敗という成績を残し、勝ち点「55」をつみあげて現在2位につけている。首位を走るサンフレッチェ広島とは勝ち点で並んでいるものの、得失点差の関係で2位という状況だ。残るリーグ戦9試合に向けて、荒木の負傷離脱はチームにとって大きな痛手となりそうだ。
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