坂東龍汰が映画単独主演、西野七瀬が共演する映画『君の忘れ方』の公開日が2025年1月17日(金)に決定、母親役を演じる南果歩からコメントが到着した。
本作は、“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人を亡くした構成作家の青年が、悲嘆の状態にある人にさりげなく寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描いたヒューマンドラマ。
監督・脚本は、国際映画祭で数々の賞を受賞し、映画『光を追いかけて』『アライブフーン』の脚本を担当した作道雄。坂東が本作で初めての映画単独主演、西野がヒロインを演じる。
坂東演じる主人公・昂の母親・洋子役には、海外にも活動の場を広げる南果歩。南は、「死は生のすぐ隣にあり、死を感じることで、限りある人生を悔いなく生きようと思えるのだと感じました」と撮影をふり返る。
「色んな出来事を受け入れ乗り越えていくことが人生だと分かっていても、大切な人を突然失った時、人は胸に空いた穴をどうやって埋めていくのか。この映画はそれぞれが自分の人生に向き合い、わずかに光る方へ進もうとしている姿が描かれています」と語り、「坂東龍汰君は瑞々しい演技で悲しみの裏側にある微細な感情をその居住まいで表しています」と坂東と共演した印象をコメントする。
そのほかのキャストには、故郷の岐阜で昂が出逢う池内役を岡田義徳、グリーフケアの団体「つきあかりの会」のスタッフで憔悴した昂に寄り添う牛丸役に津田寛治。
グリーフケアの考えを教えるカウンセラー・澤田に風間杜夫、昂の実家に居候している便利屋の翠に円井わん、翠の恋人・牧田を小久保寿人、昂の担当編集・木下に森優作、美紀の母親・さおりを秋本奈緒美が演じる。
撮影は、2024年、東京で始まり、岐阜県飛騨市と高山市の雄大な自然を背景にも行われた。飛騨市にある安峰山(あんぼうさん)の山道に佇む・昂の場面写真も新たに解禁。安峰山は、美しい朝霧が見られると人気で、山頂からは飛騨古川を一望できる眺望も魅力の観光スポットとして知られる。
南果歩/森下洋子役 コメント全文
色んな出来事を受け入れ乗り越えていくことが人生だと分かっていても、大切な人を突然失った時、人は胸に空いた穴をどうやって埋めていくのか。この映画はそれぞれが自分の人生に向き合い、わずかに光る方へ進もうとしている姿が描かれています。
作道雄監督は「グリーフケア」に関わる人々の人生を浮き彫りに、そして主演の板東龍汰君は瑞々しい演技で悲しみの裏側にある微細な感情をその居住まいで表しています。
死は生のすぐ隣にあり、死を感じることで、限りある人生を悔いなく生きようと思えるのだと感じました。是非映画館で見て欲しい映画です。
『君の忘れ方』は2025年1月17日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)