1億円は通過点に過ぎない
――1億円を達成したときの心境を教えていただけますか。
ミックさん:“よし!1億円を達成したぞ”というような感じではなかったですね(笑)。その頃はまだ運用もほとんどしていなかったのですが、年間の給料と生活費を考えると、これぐらいの貯金ができるだろうというのが、大体見えていたというのもあったからでしょうか。
ですので、“1億円はあくまで資産を増やしていく過程での通過点に過ぎない”と感じていたのかもしれません。
1億円あっても生活は今まで通り
――1億円以上の資産があると、一般的にはすごくゆとりのある暮らしをしているように思われますが、実際に生活は変わりましたか?
ミックさん:1億円を達成した節目で何かが変わったかというと、ほとんど何も変わっていないですね。例えば、飲むお酒が高級になったり、良い肉を食べたりすることもなく、今まで通りの生活を続けています。
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――心の余裕が持てるようになったことで、仕事を辞めようかなと思ったことはありますか?
ミックさん:金融資産1億円を達成した後、会社を辞めて今は自営業をしています。青色申告の事業者として登録していますが、収入は数万円程度です(笑)。まだ始めたばかりですし、今のところはやっていることが面白いと感じているので、もう少し続けていこうかなと思います。
※本記事は、公式YouTubeチャンネル「All About マネー」で連載している『億り人たちに訊く!〜匿名で語る億の裏側〜』の内容を一部編集してお届けしています。
鈴木 さや子プロフィール
2008年にFP2級・AFP、2011年にCFPを取得し、FPとして独立開業。女性の幸せな人生を応援すべく、家計管理や教育費、子どものマネー&キャリア教育をテーマに、多数のセミナー講演や執筆等で活躍中。(文:鈴木 さや子(ファイナンシャルプランナー))
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