【写真】窪田正孝の手を取りおどける菅田将暉
本作は、憎悪の連鎖から生まれる“集団狂気”を描いたサスペンス・スリラー。“転売ヤー”として真面目に働いていたが、知らず知らずのうちに憎悪の粒をバラまいてしまう主人公・吉井を菅田が演じる。
本作の、気がつけば“標的”となり追われるという役どころについて菅田は「怖かったですね。怖かったし、追っている皆さんがすごい楽しそうなんです」と吐露。「みんな楽しそうで、僕はずっとおびえているという後半戦でした」と撮影を振り返った。
また、撮影の前日には自身の緊張を実感する出来事があったという。「さつまいもの皮をピーラーで剥いていたら、親指をバッていっちゃって。『明日インなのにどうしよう』『落ち着こう落ち着こう』と思っていたら、奥歯が割れて。飯を食いながら。すごい噛み締めていたんでしょうね。歯医者行って、明日イン、みたいな」と親指の負傷と歯のハプニングで普段とは違う自分に気がついたことを明かした。
さらに「現場で途中、半分ひげを落としちゃったり」とも打ち明け、「何ミリっていうアジャスターを付けて(ひげの調整を)やっていたのが、ある日それを付け忘れてジュッていっちゃって。たぶん緊張していたんだな」と剃るはずでなかったひげをうっかり剃ってしまったことでも緊張の大きさを実感したことを明かした。
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