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米Sony Interractive Entertainment(SIE)は9月10日(現地時間)、家庭用ゲーム機「PlayStation 5 Pro」(PS5 Pro)を発表した。発売日11月7日で、希望小売価格は11万9980円。
SIEは「PS5 Proは“より没入感のあるプレイ体験を求めるユーザー”や“ゲームクリエイター”を念頭に置き開発した」と説明。ゲーム体験を向上させる3つの特徴を挙げており「GPUのアップグレード」「進化したレイトレーシング機能の追加」「AIによる解像感向上」をそれぞれアピールしている。
搭載するGPUは、現行のPS5のGPUと比較してコンピュートユニットの数が67%増え、GPUメモリを28%高速化。ゲームプレイ時のレンダリング速度は最大で45%向上しており、よりスムーズにゲームをプレイできるという。
レイトレーシング機能も進化しており「よりダイナミックな光の反射と屈折の表現が可能となった」とSIE。現行のPS5と比較すると、2〜3倍の速度で光線を投射可能になった。
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機械学習ベースの技術「PlayStation スペクトルスーパーレゾリューション」(PSSR)も新たに導入。これはAIを活用したアップスケーリング手法で、SIEは「映像のディテールを大幅に追加することで、極めて鮮明なビジュアルを実現する」と説明している。
外観のデザインは、PS5から踏襲。初期型のPS5と同じ高さで、幅は現行機と同じサイズという。ストレージは2TBのSSDを搭載し、最新の無線通信技術「Wi-Fi 7」にも対応。Ultra HD Blu-rayディスクドライブも取り付け可能だ。
PS5 Proの機能を活用するため、複数のゲームソフトで無償のソフトウェアアップデートも実施する予定。対象のゲームは「PS5 Pro Enhanced」というカテゴリーに入り、対象になるのは「Alan Wake 2」「アサシン クリード シャドウズ」「Demon’s Souls」「FINAL FANTASY VII REBIRTH」「グランツーリスモ7」「ホグワーツ・レガシー」など。
また「PS5 Proゲームブースト」という機能も搭載。PS5 Proでは、PS5のゲームの他に、8500以上のPlayStation 4(PS4)のゲームをプレイ可能だが、ゲームブースト機能を使うことで、対応するPS5とPS4のゲームのパフォーマンスを向上、もしくは安定させられるという。他にも、PS4のゲームの画質を向上させる機能も備える。
PS5 Proは、9月30日から予約受付を開始。なお、ゲーム本体の他にも「DualSense ワイヤレスコントローラー」を1台同梱する。
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