芸人、俳優、ラジオ、執筆活動など幅広く活動し、ソロキャンプの達人&キャンプブームの先駆け的存在としても注目を集め続けているヒロシが主演を務めるドラマ『ヒロシの心霊キャンプ』(毎週木曜 後10:00〜)がBS日テレで10月10日からスタートする。ヒロシは「稲垣吾郎さんのホラー番組が好きで、よく見ていたので、『あっ、稲垣吾郎さんと同じポジションの役どころだ!』って、すごく興奮しました。うれしかったです」とコメントを寄せた。
【動画】ドラマ『ヒロシの心霊キャンプ』予告編 ヒロシが演じるのは、山奥にあるごく普通のキャンプ場で、「心霊キャンプ」なる集会を主宰する男・ヒロシ。そんな彼のもとには日々、山の中で奇妙な恐怖体験をした人々が集まってくる。ある者は恐怖の体験談を語るため、ある者は恐怖を浄化するため、そしてある者は恐怖を伝染させるために…。
番組では、心霊キャンプに集まった語り手たちの「山にまつわる恐怖体験」を1話につき2エピソードずつ、本格的なホラードラマ仕立てで紹介する。さらに、野外料理研究家として活躍するベアーズ島田キャンプが心霊キャンプのシェフ役で出演し、各話で飯テロを決行。恐怖で冷え切った体に生気を吹き込む、お口直しの絶品キャンプ飯をヒロシ&語り手たちに振る舞う。
ヒロシは「僕が知る限り、キャンプと山の怪談と料理を融合した番組は過去にないので、どんなふうになるのかなってワクワクしました。世の中の人もたぶんワクワクされるんじゃないですかね」と語っている。
なお、毎話、多彩なゲストが語る恐怖体験はすべて、実話をもとにしている。原案はカメラマン・作家の田中康弘氏の『山怪 山人が語る不思議な話』シリーズ(山と溪谷社)。田中氏が全国各地を訪ね、マタギや猟師、山で働き暮らす人々から、実話として聞いた、山の奇妙で不思議な出来事を収録した同シリーズは、たちまち「山の怪談ブーム」の火付け役として話題に。NHKのドキュメンタリーで映像化、さらに漫画化や海外翻訳もされている。
とらえどころのない山の裏側の世界を垣間見させてくれる一方で、深い郷愁の念にもとらわれ、得も言われぬ後味を残す怪談の数々が、『ヒロシの心霊キャンプ』ではどのように描かれるのか。
田中氏は「映像化が難しいだろうなと感じていました。これと言った主人公がいる訳でも無し、起承転結がある訳でも無し、それどころかストーリー性すらない場合も多いですからねえ。そりゃあモノにはならんでしょう……っと思ったらなんとまあ出来ちゃいましたよ!!驚きです、うれしいです、楽しいです」とコメントを寄せ、「私と同じ九州出身のヒロシさんが主演ですから言う事はありません。『足音は聞こえるとに姿が見えんとです、ヒロシです、ヒロシです、ヒロシです』お楽しみください!」と期待している。
スタッフとして、『高野豆腐店の春』(2023年)、『アントニオ猪木を探して』(23年)などを手がけた三原光尋監督が、キャンプ飯パート+一部怪談パートを。加えて、怪談パートでは山田雅史監督(『コープスパーティー』シリーズ(15年、16年)、『ヒッチハイク』(23年))、鳥居康剛監督(『トイレの花子さん新章 花子VSヨースケ』(16年)、『ほぼ日の怪談。』(20年))、宮岡太郎監督(『恐怖人形』(19年)、『初恋ハラスメント 〜私の恋がこんなに地獄なワケがない』(24年))らが参加。制作は、『きさらぎ駅』(22年)や『リゾートバイト』(23年)など、数々のホラー作品での実績を誇るキャンターが担当している。
主題歌は、イタリア生まれイタリア育ちのRyu(Vo/Pf)とJackson(Drum)からなるバンド“Ryu Matsuyama”による「High Hopes」(10月16日デジタルシングルリリース)。
ヒロシ個人のYouTubeチャンネル「ヒロシちゃんねる」を見て、「一人キャンプに憧れ、まだキャンプもしたこともないのにヒロシさん愛用のノコギリを買おうとしたくらい」ヒロシのファンになったというRyuは「今までにないテイストの曲を書いてみようと制作を始めてみて、やってみたかった手法を取り入れながらあれもこれもと試してみました。作曲過程でアイデアが湧き出てきてとにかく作っていて楽しかったです。最高の1曲に仕上がってます」とコメントしている。
動画を別画面で再生する