Appleは9月10日未明に行われたApple Eventにて、最新のiPhone「iPhone 16」シリーズやApple Watch新モデルの「Apple Watch Series 10」などの製品を発表しました。
iPhone 16シリーズやApple Watch Series 10に注目が集まりがちですが、そのほかにも魅力的な製品が発表されていました。
ここではApple Eventで発表された製品のうち、4モデルをピックアップして紹介していきます。
●Apple Watch Ultra 2の新色
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「Apple Watch Ultra 2」は2023年に発売されたモデルですが、今回新色「ブラック」のチタニウムケースが追加されました。
予約注文はすでに開始されており、9月20日に発売される予定です。公式ストアApple StoreにおけるApple Watch Ultra 2の価格は12万8800円〜(税込、以下同)です。
ストラップバンドのラインアップも新しくなっており、Apple Watch Ultraシリーズ初となるメタルバンド「チタニウムミラネーゼループ」(カラーは「ナチュラル」と「ブラック」の2色展開)が追加されたこともトピック。同バンドはウォータースポーツでの使用にも耐えるとのことです。
●Apple Watch Hermes Ultra 2
Apple Watch関連では、ブランドコラボモデルとして「Apple Watch Hermes Ultra 2」も発表されました。こちらはナチュラルチタニウムケースで展開され、オリジナル文字盤とストラップの組み合わせがポイント。発売日は同じく9月20日です。
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ただし、Apple Watch Hermes Ultra 2の価格は、22万800円〜。スマートウォッチとしてはかなり高額です。
オンラインのApple Storeで同モデルを探す時には、まずApple Watchのタブを選んでから「Apple Watch Ultra 2」ではなく「Apple Watch Hermes」の画面に遷移しましょう。そこから「Apple Watch Hermes Ultra 2を予約注文する」をクリックすると詳細が確認できます。
●AirPods 4
イヤーチップの無いインイヤータイプのAirPodsとして、新モデルの「AirPods 4」が発表されました。
ラインアップには、アクティブノイズキャンセリング(ANC)対応モデルと非対応モデルが存在。予約は開始されており、発売は9月20日。価格はANC対応モデルが2万9800円、ANC非対応モデルが2万1800円です。
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モデルを問わず、充電ケースの端子にはUSB Type-Cが採用されています。イヤフォンの操作UIは、軸部分をぎゅっとつまむ感圧式。ただし、上位シリーズのようなスワイプ操作には対応していません。
ANC対応モデルのみが備える特徴としてANCのほかにも「適応型オーディオ」「外部取り込みモード」「『探す』機能のためのスピーカー」などがあります。差額は8000円ありますが、機能を考えると基本的にはANC対応モデルを購入するのがおすすめです。
今回の発表では「AirPods Pro 2」と表記されているワイヤレスイヤフォンについての紹介もありましたが、これは新製品ではなく、2022年9月に発売され、2023年9月にUSB Type-C搭載モデルが追加された従来の「AirPod Pro(第2世代)」の表記が変わっただけのようです。紛らわしいのでご注意ください。
●AirPods Maxがマイナーチェンジ
ヘッドフォン型のAirPods Maxにも新色が追加されました。選択できるカラーは「ミッドナイト」「スターライト」「ブルー」「オレンジ」「パープル」の5色。発売は9月20日です。
主な変化はUSB Type-Cポートが追加されたことくらい。搭載するプロセッサーも、ほかのAirPodsと比べると1世代前の「H1」なので「声を分離」機能などは非対応のようです。
価格は8万4800円と相変わらずAirPodsシリーズで最も高額。かなり小規模な変更に留まったことから購入タイミングが図りにくいですが、マイナーチェンジ前のモデルを持っていない人が、音質やヘッドフォン型にこだわりたい場合に検討すると良いでしょう。