今日13日も東北南部から九州にかけてを中心に、強い日差しのもとで気温が上がっています。午前11時30分までに全国で最も気温が上がったのは大分県日田市で、35.3℃を観測。午前中から猛暑日となっている所があります。来週前半にかけても、東日本や西日本を中心に真夏のような暑さが続きそう。熱中症に厳重な警戒が必要です。
●9月とは思えない暑さ 午前中から猛暑日の所も
今日13日も東北南部から九州にかけてを中心に、厳しすぎる残暑が続いています。午前11時30分までに、大分県日田市、福岡県太宰府市、兵庫県豊岡市の3地点で猛暑日を観測。福岡県の太宰府市では今年55回目の猛暑日と、過去最多の記録を更新し続けています。
福岡県太宰府市に限らず、今年は梅雨明けしてから暑さが和らぐ日が少なく、長期にわたって猛烈な暑さが続いている所が多いです。そして3連休から来週前半にかけても、真夏のような暑さはなかなかおさまりません。
●来週前半まで夏の空気が優勢
3連休中は前線が東日本や西日本付近に南下してきますが、活動はそれほど活発になりません。雨は降っても局地的。晴れ間も出るため、東日本や西日本を中心に厳しい暑さが続きます。また、連休明けから19日頃にかけては、太平洋高気圧が再び勢力を強めてきそう。晴れる時間が長く、猛烈な暑さが関東から西の地域を中心に続くでしょう。
20日は秋雨前線の影響で雨の降る所が多く、この前線の北側では秋の乾いた空気を持つ高気圧が勢力を強める見込みです。このあたりから、真夏のような厳しい暑さが徐々におさまってきそうです。
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●猛暑は来週前半まで 来週後半は北や東の地域から暑さ少し落ち着く
3連休中は傘のマークがついている所も多いですが、この雨は局地的な雷雨が中心となりそう。晴れマークがついていない地域も多少日差しはあり、厳しい暑さが続く見込みです。連休明けの17日、そして18日は広い範囲で日差しが届き、東日本や西日本を中心に猛烈な暑さとなりそう。19日もまだ西日本を中心に厳しい暑さが続きますが、20日は広い範囲で雨が降り、徐々に猛烈な暑さはおさまってきます。来週後半になると、夏のような暑さの出口が見えてきそうです。
●熱中症の症状とは?
来週前半にかけて、広い範囲で熱中症になりやすい状態が続きます。熱中症には様々な症状があります。
はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。
他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。
症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。
応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。
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