楽天モバイルが9月13日、65歳以上を対象にした「最強シニアプログラム」を発表。同日11時30分から提供した。
最強シニアプログラムでは、65歳以上のユーザーが楽天最強プランを契約すると、毎月110ポイントを還元する。このポイント還元を加味した実質料金は、3GBまでは月額968円(税込み、以下同)から月額858円に、3GB超〜20GBは月額2068円から月額1958円に、20GB超過後は月額3168円から月額3058円になる。
さらに、シニアユーザーが安心できるオプションサービスとして「15分かけ放題&安心パック」を提供する。このパックには、月額1100円の「15分(標準)通話かけ放題」、月額220円の「ノートンモバイルセキュリティ」、月額330円の「迷惑電話・SMS対策 by Whoscall」、月額550円で店頭での操作サポートを受けられる「あんしん操作サポート」が含まれる。
15分かけ放題&安心パックを契約すると、毎月1100ポイントを還元する。4つのサービスの合計金額は月額2200円だが、この特典により、実質半額となる月額1100円で利用できる。
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●最強のデジタルシニアになっていただくお手伝いをしたい
最強シニアプログラムを提供する背景について、楽天モバイル 代表取締役 共同CEOの鈴木和洋氏は、シニア層のシェアを伸ばす余地があることに言及する。
「楽天モバイルは30代がコアユーザー層で大きなシェアを取っていた。最強こどもプログラムや最強青春プログラムによって、若い世代にもシェアを拡大している。一方、シニア層はまだまだ頑張らないといけない。逆に言うと伸びしろが大きいと考えている」(鈴木氏)
シニア層のスマホ所有率は9割を超えるというデータも出ている一方で、「スマホに切り替えたのはいいけど、スマホの機能を使いこなせていない人が多い」と鈴木氏。実際に使用しているデータ容量も、20代だと11GBが52%に上るが、60代だと3GB以下で80%を占めるという調査結果も出ている。
「今後、シニアの方々には、スマホをうまく使いこなして、生活をさらに楽しく豊かに、前向きに、健康に長生きしていただくことが鍵になっていく。マイナンバーを始めとした行政のサービスもデジタル化にシフトしていく中で、スマホを使いこなすことが鍵になる」(鈴木氏)
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シニア層にもスマートフォンを使いこなして人生を前向きに楽しんでもらえるよう、楽天モバイルを通じて「最強のデジタルシニアになっていただくお手伝いをしたい」と鈴木氏は意気込む。
最強シニアプログラムでは、65歳以上のユーザーに対して、毎月110ポイントを還元するのは先述の通りだが、ウイルス感染や迷惑電話などに対する不安を解消すべく、15分かけ放題+安心パックも提供する。
家族割を適用して110ポイント還元を受ける場合、データ3GBで月額実質858円になる。これは全キャリアで最安だと楽天モバイルはアピールする(家族割引のみを適用してその他の割引は含めない場合)。10月からは、ドコモのahamoが月額2970円は据え置きでデータ容量を20GBから30GBに増量するが、楽天モバイルは3000円台前半でデータ使い放題なので、「他社の追随を許さないプランだ」と鈴木氏は自信を見せる。
シニア層は対面でサポートしてほしいという要望を持つ人が多いことから、全国848店舗の楽天モバイルショップでの店舗サポートも充実させる。見積もりや契約サポートは無料で行い、1回1100円〜2200円でデータ移行やアカウント移行も行う。安心パックに含まれる「あんしん操作サポート」では、SNSアプリの操作、楽天グループアプリの操作、電話の基本操作、Wi-Fi設定などを対面で説明する。
日本郵便と共同で、タブレットを活用した「オンラインスマホ教室」を全国約500の郵便局で実施している。受講料は無料で、専門スタッフが講師を担当している。
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「Rakutenシニア」アプリも訴求する。このアプリでは、毎日4000歩歩くとポイントがもらえたり、健康の記録をしたりといった、健康生活を促進するためのサービスを用意している。スマホ教室、ヨガ、語学、音楽、料理など趣味や学びにつながるイベント情報も掲載している。
【更新:2024年9月13日23時30分 発表会での説明を追記しました。】
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