自民党総裁選の告示から一夜明けた13日、9人の候補者は、石破茂元幹事長(67)が国会内で陣営の会合を開くなど、支持拡大に力を注いだ。石破氏は「『もっと笑え』などいろんな指摘があるが、可能な限り改め、ご恩に報いたい。日本のためにと思っている」とあいさつ。集まった約20人の支持議員に協力を呼び掛けた。
千葉県選出の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は、同県習志野市のJR津田沼駅前で街頭演説。「首相を決める大きな舞台で私の思う国のかたちを堂々と最後まで訴えて走り抜く」と強調した。約15人の支持議員が参加した。
高市早苗経済安保担当相(63)、林芳正官房長官(63)、上川陽子外相(71)、河野太郎デジタル相(61)は首相官邸で閣議に出席。上川氏は外務省で記者会見し「首相として新たな米大統領と強い個人的な絆を築く」と「首脳外交」への意欲を示した。
小泉進次郎元環境相(43)と加藤勝信元官房長官(68)は東京都内でそれぞれ全国知事会から要望を受けた。この後、茂木敏充幹事長(68)を含む候補者全員が党本部で共同記者会見に臨んだ。