好きな音楽を聴きながら一人で運転するのが好き、という人は多い。下手な歌でも“密室”でなら好きなように歌えるし、話しかけてくる人もいない、という状況を作るにはもってこいの場所だ。「車室空間利用に関する意識調査」(パナソニック オートモーティブシステムズ・横浜市)によると、移動という本来の目的だけではなく、車の中は静かで落ち着くという理由で、休憩や食事、ひとり時間の確保のために利用している人も少なくないようだ。
日常的に運転している全国の20〜69歳の400人に、7月12〜15日に調査。6割の人が、運転している時間や同乗時に“スキマ時間”を感じており、8割が何かしらのコンテンツを利用して過ごしている。インターネット利用が最も多く(47.9%)、次いでSNS(28.3%)。ほかにも音楽を聴いたり動画視聴をしたりするという人もいた。もっとも、運転時に絞り込むと「カーラジオを聞く」という人が最多(39%)。
車内で最も利用されている動画配信サービスは「YouTube」、次いで「Prime Video」。音楽配信サービスでは「Spotify」が最も多い。車移動中の動画配信サービスの利用方法としては、「運転中に聞き流し」(93.8%)が最も多く、次いで「同乗者が視聴」(50%)、「SAなどでの休憩中に試聴」(43.9%)という結果に。
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また、3割の人は、車室空間を「移動」以外の休憩場所や食事目的にも利用。「ひとり時間の確保」を目的に利用している人も2割を超えた。
(※パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社調べ)